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2008 年 11 月 8 日 3,120日前)
1,579文字 (読了時間3分)

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本日、文學界の12月号を買いました。特集はなんと『完全保存版全国同人雑誌リスト』。これは絶対に破滅派が載っている!……と確信して勝ったところ、なんと載ってない!!!

大河内 丹羽文雄さんの「文學者」は今になって皆同人雑誌というけど、あれはもう文壇雑誌の一歩手間なんですよ。
松本(道) 「丹羽部屋」なんていってたね。
大河内 あれは丹羽さんが資金を提供して、同人たちは金を出さないから、自己批判もあった。恩恵をこうむっていながら、こんなの同人雑誌じゃないと、同人雑誌は有り金はたいてやるんだ、血を売ってやるんだと悲壮な空気があった。だから丹羽さんの「文學者」によりかかるのを潔しとしないという人もいた。むしろ、吉村昭なんかは抵抗ない。彼は学習院でもそういう意味の「同人雑誌やつれ」がない。ないからすっと入っていけた。我々は同人雑誌やつれのすえ、どうにもならなくなって丹羽さんのところへ行った。大河内昭璽×勝又浩×松本徹×松本道介「同人雑誌よ永遠に」、文學界2008年12月号所収、文藝春秋、p.241

いや、文壇の狭き門というものをあらためて思い知りました。社会って厳しい! あと、時代が古すぎる!

ところで、先だって翻訳したMooTools APIドキュメントですが、色んな人に意見を聞いて、ちょっと宣伝しまくってみました。そうしたら、この知り合いしか見ていないだろうブログに、厖大なアクセスが……

ほんとうのことをいおうか……と、大江健三郎風に言ってしまうと、僕が破滅派を題材にした『アウレリャーノがやってくる』で新潮新人賞を受賞したときの破滅派アクセスの5倍なんですけど。

最近すごく思うのは、別にWebって全世界に開かれてるわけじゃなくって、単なるネットワーク(出版から口コミからパピルスから、すべてを含めたネットワーク)の一種でしかないんだなということ。あるネットワークには、そこに適した生物がたくさん生きてますね。そして、その中でもやはり偏りはあるんですね。別に高みに立っていうんじゃないですよ。

こないだ青空文庫のazurっていうブラウザを買ったんですが、縦書きっていってもやっぱり本で読んだ方がいいし、そもそもブラウザが2000円ってどういうことって思います。ぺらぺらしててめくれるデバイスができないかぎり、僕は本がなくならないと思います。

デバイスにはそれぞれ特性があって、その特性にあったものが生き残っていく。死にたくなければ生き残れ。生き残るために世界を変えるか、それとも世界に合わせるか。それは自分次第。Webに身を投じても、やはり古くて新しい問いにぶつかります。

色々Webの勉強してきたけど、iphoneとか、DSとか、Wiiとか、ごちゃごちゃ新しいのが出てくるスマートフォンとか、Google Androidとか、そっちの方に興味が向かってます。

というわけで、色々と思い悩むことの多い今日この頃。自分の危機感を共有してくれる(とこちらが勝手に思ってる)水村美苗さんの『日本語が亡びるとき』も早速買いましたよ、ええ。

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で [書籍]

著者水村 美苗

出版社筑摩書房

出版日2008 年 11 月 5 日

商品カテゴリー単行本

ページ数330

ISBN4480814965

Supported by amazon Product Advertising API

で、やっぱり文学好きには本だ、ということで、破滅派三号がいよいよ発売@文学フリマ。詳しい情報が破滅派安否情報に載っています。今回はぼくも小説を載せることができたし、Webと出版を自在に行き来するミニコミの女王今日マチ子さんの連載漫画も開始しました。みなさん、ぜひ来てください。ぼくがブースにいなかったら、売り子さんに尋ねれば駆けつけます。

 

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この記事はが2008 年 11 月 8 日に破滅派の記事として公開しました。

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