都落ち後、近所に三菱東京UFJのATMがないのが困ったので、しぶしぶ法人用オンラインバンキングに申し込んだら書類にミスがありますと突き返されました。
カッとなった勢いで書きます。ちなみにこのサービスBizSTATIONはなんと有料(月額2100円〜)です。そりゃ給与振込のATM行列がなくらならないわけさ。
さて、僕の名字は日本でもよくある「高橋」なのですが、実は両方とも異体字で、ハシゴ高+表示できない「橋」の字です。このブログシステムでは異体字が入っていると保存されないという鬼畜仕様なので、画像を載せておきます。
普段はめんどくさいので「高橋」という表記で通していますが、役所の書類等はこっちじゃないとダメなので画像の文字で書いています。個人的にはスーツを着るような感覚で使い分けています。
今回銀行で跳ねられたのはこの橋の字をそのまま書いたからですね。PDFに入力だったので、変換がめんどくさかったのと、どうせ機械なんだからいいだろという判断をしたのですが、人力チェックでひっかかったようです。
電話がかかってきたので「めんどくさいのでそのまま通してくれませんか」とごねたところ、担当者が3人も代わる代わる出ては最後にダメと告げてくれました。そんなテレオペでコストかけるんだったらBizSTATIONをMacでも使えるようにしてよと思いましたが、まあいいです。
この異体字をMacで入力するには文字を選択した状態でメニューバーにある「あ」ということえりメニューをクリックして、「関連文字に変換」を選びます。これ豆知識な。
髙橋の品格
ちなみに髙橋の高が「はしご高」というパターンはけっこう皆さん知っていると思うのですが、橋の字もいくつかあります。上に挙げた他に、「橋」のつくりの上部が「右」になっているやつもあります。髙橋を如何に書くかによって高橋の品格が表れると思うのですが、全日本高橋一族のみなさん、いかがでしょうか。
自分の正確な名前が書けない
ちなみにですが、僕の名前の「高橋文樹」のうち、常用漢字は「文」だけです。これは会社を登記したときに「『樹』を表すフォントがないので『樹』で表示させていただきます」と法務局の人に言われたことで知りました。Webで書くと「なにいってんだ?」という感じになってしまいますが。
いまだもって僕は自分の「樹」がいかなる文字なのかわかりません。「樹」の異体字ってあるんですかね。32歳にもなるのに、いまだに自分の正確な名前の書き方(と入力の仕方)がわからないというのは困ったものです。Illustratorの外字でも出てこないんですよねー。
人名と地名は文字コードの鬼門
余談ですが、人名と地名には滅多に使われない漢字がたくさんあるので、日本全国の地名や人名を網羅したWebサイトを作る場合は要注意です。僕も一応は文字コードの基本を学んだことがあるのですが、ちょっとまだわからないことが多いです。僕が読んだ本では以下のものがお勧めです。
プログラマのための文字コード技術入門 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
価格¥311
順位510,384位
著矢野 啓介
発行技術評論社
発売日2010 年 2 月 18 日
そういえば、このサイトのベースになっているWordPressでも、僕の名字のハシや吉田さんの吉の異体字(つちよし)を入力して保存するとそれ以降の文字がすべて消えるというバグがあります。よくわかりませんが、WordPressではなく、MySQLの文字コードの仕様かもしれませんね。UTF-16とかにするとオッケーなんでしょうか。
まあ、欧米の開発者からすると「そんなことバグって言われても困るよ!」って感じでしょうか。漢字というのは、幾つになっても奥深いですね。