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八ヶ岳の雪山入門ツアーに参加してみた

高橋文樹 高橋文樹

この投稿は 10年半 前に公開されました。いまではもう無効になった内容を含んでいるかもしれないことをご了承ください。

僕の運営する破滅派では登山部という活動を地味に始めていて、去年の秋に二回ほど実施しました。

僕自身がつい最近登り始めたばかりということで、あんまり大々的にやってもアレだなと考え、Facebookでこじんまりと募集。それぞれ5〜7人ぐらいの日向山瑞牆山に一回ずつ登りました。そういえば、その様子をブログに書くことをまったく忘れていたということもいま思い出しましたぐらいです。

日向山山頂
日向山山頂
瑞牆山山頂
瑞牆山山頂

この登山活動の最終的な目標は、「文学作品にちなんだ山に登ってその作品を読む」という活動を定期的に行えるようになることです。ここら辺の詳細は先だって頒布した破滅派九号にも書いてあります。鳥海山に登った後に森敦読むとか、真冬の八甲田山に登って新田次郎読むとか、そういうことですね。

八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

価格¥825

順位10,361位

次郎, 新田

発行新潮社

発売日1978 年 2 月 1 日

最終的な目標は冬の八甲田山をみんなで登ること

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そうした目標を果たすためにも、僕自身がある程度登れないとしょうがないということで、今回雪山入門してみたわけです。

参加したツアーの内容

性格的にはいきなり一人で行ってみるタイプなのですが、去年の暮に死にかけたということもあり、慎重を期してツアーに参加しました。よく通っているヨシキ&P2というアウトドアショップ開催のツアーです。コースはこんな感じでした。

11:00 美濃戸口(八ヶ岳山荘)スタート
12:00 赤岳山荘特着 お昼のあと北沢経由で登る
15:00 赤岳鉱泉到着
21:00 就寝
7:00 赤岳鉱泉出発
8:00 中山展望台到着
10:00 行者小屋
11:00 赤岳山荘
13:00 美濃戸口到着
こんな感じで樹林帯を歩く
こんな感じで樹林帯を歩く
途中からアイゼンをつけて登ります
途中からアイゼンをつけて登ります
赤岳鉱泉というだけあって、鉄分豊富
赤岳鉱泉というだけあって、鉄分豊富
赤岳鉱泉は夜も賑わってました
赤岳鉱泉は夜も賑わってました
山小屋の脇にはアイスクライミング用のキャンディーが。
山小屋の脇にはアイスクライミング用のキャンディーが。奥のは天狗岳かな?
中山展望台では何も見えず
中山展望台では何も見えず
行者小屋の前にはテント泊する人も
行者小屋の前にはテント泊する人も

入門ということで、山頂は行きませんでした。ちょっと残念。冬山は稜線に出た時(=風を遮るものがなくなったとき)が凄いらしいので、是非それを体験してみたかったのですが、それはまたの機会に。

お金について

参加費は25,000円弱と宿泊代9,000円でした。僕は車で行ったのですが、交通費とか含めると大体4万ぐらいかかる感じでしょうか。

破滅派のみんなで行こうぜーと声をかけていきなり40,000円とかはハードル高いですね。40,000円あったら70P表紙カラーで200部ぐらい刷れますよ。

Mont-Bellなんかもツアーを催行していて、値段見るたび高いなーと感じていたのですが、そんなもんなんですね。

また、冬山装備を整えるというのもハードル高いです。ビバーク用のツェルトとか揃えると、なんだかんだ20万ぐらいかかったので。

モンベル(mont-bell) テント ライトツェルト SPGN [1~2人用] 1122272

価格N/A

発行Mont-bell(モンベル)

発売日2011 年 5 月 12 日

ツェルトはぺらっぺらなので、テントとしては使えません。完全に避難用。

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ここら辺を考えると、やはり初夏から秋にかけて実施するのが現実的です。冬の八甲田山にトライして新田次郎を読むツアーは、お金持ちしか行けないので、破滅派のコンセプトとはずれてきてしまいますね。

ここら辺は色々試行錯誤を重ねていきたいと思います。

山荘が意外とよかった

今回、実は山小屋もはじめて泊まったのですが、なかなかいいですね。単純に山小屋に泊まるだけでも楽しそう。赤岳鉱泉はDocomoの電波が入ったので、ハッカソン(短い期間でプログラムを作る合宿みたいなもの)形式のイベントとかもやれたらいいですね。山小屋の人がどう思うかは別として。

もっとも、赤岳鉱泉は山小屋の中でもかなり設備が整った方らしいので、どこでもできるというわけではありませんが。

 

というわけで、春が来る前に一回ぐらい冬山トライして山頂を体験してこようと思います。現在、双子子育て中でまったく時間が取れないのですが、一回ぐらいは許されるでしょう。金峰山とかがいいかな。

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