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2012 年 7 月 27 日 1,705日前)
1,711文字 (読了時間4分)

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みなさん、kobo使ってますか? え、使ってる? 何考えてるの? 薬でもやってるの?

koboにはマイクロSDが入る
koboにはマイクロSDが入る

というのは嘘で、とりあえず僕もkoboを買いました。楽天には何も期待していなかったので、「PC用アプリがバグっておりアクチベーションできず」「購入した商品がダウンロードされない」などの数々のトラップにすべて引っかかった挙げ句、机の上で黒い文鎮と化していました。

書籍数が少ないこと、Wifi環境がないとネット接続できないこと、購入時3,000ポイントプレゼントが情強()以外には与えられないこと、他にも色々ありますが、楽天なのでこんなものでしょう。そもそも楽天はチラシをWebに移行したようなサービスを主としている会社なので、スタイリッシュとかそういう部分には全然期待していませんでした。楽天市場も出店するときは「月々5万円ですよ」→「初期費用として半年分30万いただきます」みたいな感じですからね。

で、そんなkoboちゃんなのですが、SDカードを使うと自前のファイルを読み込めます。試しにこのサイトで販売している『北千住ソシアルクラブ』のePubを読み込んでみました。

マイクロSDに入れたePubが表示
マイクロSDに入れたePubが表示

読み込むとライブラリに出てくるみたいですね。とりあえず表紙はちゃんと表示されています。妙な余白が出来てしまっていますが、このePubはもともとiOS最適化されているので、縦横比の違いでちょっとずれちゃってます。ここらへん規格を統一してほしいですね。

中身はきちんと表示されている。ルビもOK
中身はきちんと表示されている。ルビもOK

中身を見ると、ちゃんと読めてます。まだiBooksが縦書きに対応していないので、横書きのePubを作成しましたが、koboは日本語の縦書きを表現できているので、作り方次第では対応できるんじゃないでしょうか。

問題点: SDカードなんて普通の人買うの?

koboは「買ってすぐ読める」と謳っているわりには、PCのアクティベーションが必要だったりして、実際はガジェットオタク向けのツールです。SDカードスロットは一応ありますが、SDカードなんて普通買わないんじゃないかな?

楽天的には得体の知れない野良ePubを入れることに積極的にならないのもわかりますが、別の仕組みをつけてほしいところ。ストレージなんて普通の人は気にしないので、SDカードに関してはフォーマット済みのものをはじめから入れとけという感じですね。2Gなら家電量販店で500円ぐらいなので、楽天ならなんとかなったでしょう。ちなみにKindleにはファイルをメール送信すると自分のライブラリに保存する機能があります。クラウド大事。

koboは電子書籍プラットフォームたりうるか?

koboが電子書籍の未来を支えるかというと、別に支えないとは思いますが、そこそこ重要なポジションになると思います。

電子書籍の未来は音楽業界の未来によく重ねられますが、基本的には閲覧環境の普及がメディアの発達の最低条件です。 音楽業界は1990年代に6,000億円で現在は2,000億円弱になってしまいましたが、最大6,000億円を支えたのは他でもない、「CDを再生できる端末がどこにでもあった」というシンプルな事実です。卵が先か鶏が先かはわかりませんが、Sonyのような企業がコンポやウォークマンを売りまくったのは大きかったでしょう。そもそも大正時代になってラジオや蓄音機が普及し始めるまで、日本には流行歌がそもそも存在しなかったわけですから。再生環境がないことには文化がどうこうと言ってもどうしようもありません。

僕はマカーなので「iPadあるじゃん」という気持ちもわからなくはないですが、世の中にはフォントの違いもわからないような人を沢山見てきたので、「50,000円出してiPad買うなら8,000円でkobo買うわー」という人が沢山いることは理解できます。それはそれで重要なデバイスでしょう。低価格帯を支える端末としてがんばってほしいです。でも多分AmazonがKindle無料で配り始めたらヤバいので、何か次善策を考えておかれてはいかがでしょうか。

 

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この記事はが2012 年 7 月 27 日に文芸活動の記事として公開しました。

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