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活版印刷の老舗中村活字で名刺発注

高橋文樹 高橋文樹

この投稿は 14年半 前に公開されました。いまではもう無効になった内容を含んでいるかもしれないことをご了承ください。
活版印刷
活版は微妙に文字が凹みます

大変久しぶりにブログを書きます。実は最近、株式会社破滅派の設立で色々と忙しく、あんまり更新できませんでした。

とりあえず登記は行い、現在申請待ちです。一山越したという感じですかね。ただこのあと、会社経営という絶望のズンドコが待っていることは確かなので、死なない程度にがんばります。

さて、そんなこんなで会社設立に向けて色々とやっているんですが、昨日は銀座にある活版印刷の老舗中村活字に行ってきました。
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最近はDTP隆盛のため、名刺を自分で印刷したり、場合によっては版下(デザインデータ)をIllustratorとかで作成して印刷だけ頼むということも多いと思いますが、破滅派は文芸を行う会社なので、活版印刷にトライしました。

そういえば、DTP屋さんとかは結構活版印刷の名刺を使う人が多いですね。

「わかってるな」感が出るからでしょう。

微妙に凹んだ文字がシブいですよね。

さて、僕が行った中村活字は、創業100年の老舗で、活版界(?)では超有名です。

実は以前メールで見積もりを頼んだことがあるんですが、おそらく職人気質なので直接行った方がいいだろうと踏んで直接行きました。

ちなみに、僕は昔築地でアルバイトをしていたことがあって、東銀座の辺りによく行っていたんですが、あの下町と銀座の融合する辺の雰囲気っていいですね。

お店(という表現でいいのか)の中はカウンター越しにズラリと活字が並んでいて、壮観の一言。

活版印刷用の活字
活版ではこうやって活字を組む

インクの臭いもして、なんだかノスタルジックな気分になりました。

社長の中村さんと色々お話していると、活字を見せてくれたりして楽しかったです。

社長さんによると、今活字はブームなのだとか。

まあ、実際のところはどうなのかわかりませんが、デジタルフォント全盛の時代になると、写植を通り越して活版の希少価値が出てくるんでしょうね。そういえば、有名ブログツールのMovable Typeは「活字」という意味ですし。

活版〜写植〜DTPの移り変わりについては晶文社から出ている「活字が消えた日」という本で知っていましたが、実際に見ると面白いですね。

一応レイアウト見本をIllustratorで作って持っていきましたが、活版のフォントはポイントではなくて号なので、結局お任せにしました。

型押しもしてくれるので、楽しみです。

樹脂版とセットで300枚19,000円。安いとは言えませんが、社長になるので奮発しました。

できあがりは2週間後だとか。楽しみです。

完成しても知り合いにはあげない予定。勿体ないから。

追記@2010.4.29

破滅派名刺
「破」の字の型押しが右下にあります。

昨日名刺が完成したので、取ってきました。

どうでしょう、破滅派のロゴマーク型押しがあるのがわかるでしょうか。

こうやってモノが出来上がってくるといい感じですね。

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