唐突ですが、山梨の土地を300坪購入しました。激安でした。山梨県北杜市です。
パソコン買うぐらいの値段だったので、なにも考えず購入しました。
区分は「原野」「原生林」なので、家を建てるにはかなり制限があります。
宅地が50%を超えると「開発」になるとか、300坪のうち10%以上を宅地にしてはならないとか、色々ですが、そこら辺はあまり気にしていません。
これから家を建てようと思います。もちろん、自分で。
作家と田舎暮らし
私の父である作家高橋義夫は田舎暮らしの第一人者であり、縁もゆかりもなかった田舎に土地を借りて住むということを長年続けております。今も山形に住んでいます。
当然、僕も小さい頃からそれにつきあわされ、3歳〜5歳の頃には、長野県の木島平というところの山奥にあった廃墟の幼稚園を月1万円で借り、毎夏二ヶ月ほど家族全員そこで滞在するのが習いでした。
当時はスキー場も温泉もなく、とてつもなく辺鄙だったんですね。布団の中にヤマカガシが入っていたりしました。
その後、馬曲温泉が発見されました。当初は混浴のものすごい小さい温泉で、おばさんの裸を見放題だったんですが、拡張計画が決まり、幼稚園の立ち退きを迫られたようです。
退去するとき、けたたましく鳴く蝉達に「さようなら!」と叫んだ情景は今思い出しても胸が熱くなる5歳の思い出です。
別荘がなくなって困ったな、と思った高橋家は、山形県の西川町というところに家を借りました。
西川町内で二軒ほど借りましたが、片方は断崖絶壁に断つ家、もう一方は山の中腹にある藁葺き屋根の古民家でした。
二軒目には離れがあり、そこには「農家の次男坊」が住んでいました。後年、僕は深沢七郎の「東北の神武たち」と大江健三郎の「セブンティーン」を読んで、「農家の次男坊」がいったいなんであるかを思い知ることとなります。
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最後はたしか、「熊が出る」だか「地滑りがひどいから住むな」だかの理由で住めなくなった気がします。
とまあ、そういう家なので、山梨の山奥の土地をいきなり買って開墾をはじめるということもさして意外なことではないのでした。
僕が究極のDIY作家になるために手伝ってください
さて、自分でやることをDIY(Do It Yourself)と言います。日曜大工もDIYですね。12/6文学フリマにて発売予定の破滅派五号でも取り上げますが、アメリカなどでは同人誌(Zine)を作る作家をDIY作家と言うそうですよ。
僕はとりあえず自分でWebサイトを作れ、本も作れるので、書斎も自分で作りたいと思います。
これで完璧なDIY作家と言えるのではないでしょうか。
破滅派のブログにも書きましたが、とりあえず破滅派のためになんらかのサティアン施設を作りたいと思っているので、興味のある人はご協力ください。
手伝ってもらうのはDIYの原則に反しないような気がするので、下記に当てはまる方、僕と一緒にウィトゲンシュタイン・ハウスばりの変質的な家を作りましょう!
- 建築関係の仕事についている、あるいはユンボとか持ってる
- キャンプ用具を持っている、あるいは貸してやる
- 暇で暇でしょうがない
- 住むところが無い
- 山梨に住んでいる