僕は物心ついたときからずっと家に猫がいて、かれこれ6匹ほど買ってきたことになりますかね。
現在でも実家では2匹の猫を買っています。たまに会いにいくとおそれをなして逃げ出してしまいますが、そんなつれないところも猫の愛らしいところですね。
で、自分は猫はだから猫飼いたいなとペット化マンションに引っ越したわけですが、紆余曲折を経て犬を飼うことになりました。
せっかくだから保健所で殺されそうなペットを飼おうとググった結果、群馬わんにゃんネットワーク(以下:わんにゃん)というNPO法人が犬の里親を募集していることを知ったのです。
問い合わせると、何度かメールでのやりとをして細かな状況説明。飼い主としていかに適切かをアピールしてオーケーをもらい、いざ高崎。
僕の住んでいる世田谷まで来てもいいとのことだったんですが、それも申し訳ないので湘南新宿ラインを乗り継いで高崎へ電車で向かいました。
駅に到着すると、群馬わんにゃんネットワークの方二人が迎えに来てくれていました。そこで出会ったのが、この犬。
僕は何かにつけてケ・セラ・セラなので、どんなブサ犬が来ても飼うつもりだったんですが、とても大人しくて男前でした。よかったよかった。
名前はニッチにしました。訳すと「隙間」なので、隙間が大好きです。帰った途端、書斎の隙間に入り込んでました。
トイレのトレーニングはまだ昨日開始したばかりですので、2勝5敗(うち1敗は床にウンコでコールド負け)でしたが、最後に2勝できたので前途洋々です。
柴犬の雑種と聞いてましたが、相方はシェパードですかね。口の周りが黒いので。
ペットを飼いたい方へ
僕がいちいち説明するまでもないと思いますが、ペットを飼うにあたって大事なことが幾つかあります。
1.ペットは手間がかかる
まず、ペットを飼うのは非常に面倒な行為です。可愛いだけではないので、そこを受け入れられないと飼うのは難しいです。
特にトイレットトレーニングは人間ほどではないでしょうが、大変です。ラブレーでも読んで、糞尿への免疫を高めておきましょう。
ガルガンチュアとパンタグリュエル 1 (ちくま文庫 ら 5-1)
価格¥1,465
順位39,752位
著フランソワ ラブレー
原名Rabeleis,Francois
翻訳志朗, 宮下
発行筑摩書房
発売日2005 年 1 月 1 日
散歩やらなんやらで時間を取られるのも忘れないようにしてください。猫は散歩がいりませんが、ほったらかしていいわけでもありません。小さい頃は長時間外出できなくなります。車の中に入れっぱなしでパチンコ行ったりしては駄目です。
2.ペットはお金もかかる
僕がもらってきた犬も、いま実家で飼っている2匹の猫も、捨て犬・捨て猫を保護するNPO団体から引き取ったものです。
お金の話をすると、NPO団体から引き取った方がペットショップで買うよりも格段に安いです。ワクチン代とか避妊手術とかで1万ぐらいしかかかりません。
が、NPO団体の方はそのペット達が幸せに生きられるよう、最大限の努力をしています。その命が多くの人の思いを担っていることを忘れないでください。
生きていくのであれば、食費も治療費もかかります。大病をしたらもっとかかります。
また、日本の住環境を考えると、ペットがいるだけで基本的な住居費用が高くなります。持ち家の方は問題ないでしょうが、賃貸の方は注意が必要です。
僕は世田谷に住んでますが、築30年1LDKで家賃10万です。相場がよくわかりませんが、賃貸業者に聞いたところ、下記2パターンがあるようです。
- 顧客満足度向上のためにペット対応している高めの賃貸住宅
- 古い建物なので、家賃を維持するために「ペット可オプション」をつけた普通の賃貸住宅
建物がボロくても構わない方は2がオススメです。潔癖なあなたはがんばって働いて1にしましょう。
たとえ仕事で大損こいたとしてもペットぐらいは養えるという気概がないならば、あきらめた方がいいでしょう。
飼えなくなって捨てるぐらいなら、金持ちの友人に土下座して引き取ってもらいましょう。
3.ペットの情報収集も面倒くさがらずにやろう
ペットをこれまで飼ったことのない方は情報収集が必須です。本やWebサイトなどいろいろありますので、見ておきましょう。
今はSNSとか様々なコミュニケーション方法がありますので、一人でうんうん悩む必要も減ったのではないでしょうか。
わんにゃんの方々には丁寧に説明をしていただきましたが、犬を引き取るにあたって気をつける点はだいたい以下のポイントでしょうか。
- 犬は人間より早く死んじゃうよ
- 犬を愛してあげてください
- 犬とコミュニケーションとってね
- 犬を食わせられるよう働いてね
- 犬を虐待しないでね
まあ、犬を「不治の病を患って生まれてきた子供」と置き換えておけば間違いはないですかね。犬の十戒とかもありますので、興味のある人は読んでみてください。
おまけ:作家は本当に猫派なのか
ところで、「作家はどちらかというと猫派」という固定観念があるようです。
これはおそらく、夏目漱石の「我輩は猫である」とか内田百閒の「ノラや」、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」など、文学黎明期に大きなインパクトを残した作家達の「猫もの」が影響しているんではないでしょうか。特に「我輩〜」は影響大きそうですよね。
実際は志賀直哉が犬飼ってたりなど、数的にはあんまり変わらないんじゃないでしょうか。
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というわけで、本日30歳になって犬派への転身を遂げたわけですが、すばらしい「犬猫派作家」になれるようがんばります。