このブログのトップに僕の顔写真がありますが、これは新潮新人賞受賞を記念して友人のカメラマンに撮って貰ったものです。
この後約2年間、僕は髪を一切切らずにのばし続け、こんなにもロン毛になっていたのでした。
なんでこんなに伸ばしたかというと、「制作職で服装・髪型自由なのにネチネチ言われたので伸ばし続けた」という、盗んだバイクで走り出すような理由なんですが、もうそろそろ人生初ロン毛にも飽き始めていたのでした。
しかも、ちゃんとセットしないときの姿を「お笑い芸人のロッチみたい」と評される残酷な現実が。
そんな折り、「髪の毛を寄付するボランティアがある」という情報を聞きつけたので、切ることにしました。
寄付をするための制約は下記の通り。
- 寄付する髪の長さは端から端までが25.4cm以上あること。ウィッグや抜け落ちた髪の毛、偽物の髪の毛は受け付けることができません。
- 寄付する髪の毛は束ねるか、三つ編にしてください。
- 寄付する髪の毛はきれいに洗い、乾かした物をプラスティックの袋に入れ、それから封筒に入れて送ってください。濡れたまま送らないでください。
- 老若男女問わず、また色や人種も問いません。いろいろな髪の毛が必要です。
- カラーやパーマをかけた髪の毛でも結構です。ただし、ブリーチ(脱色)した髪の毛や科学物質で痛んでいる髪の毛は受けつけることができません。寄付に適しているかどうか不確かなときは、美容師さんと相談してください。
- 美容室などの床にを掃いて拾い集めた髪の毛は受け付けることができません。
- 数年前に切った髪の毛でも、三つ編か束ねた状態で保存されていたものであれば寄付することができます。
- 三つ編や束ねてある髪の毛に混ざっている短かい毛や白髪、子供の毛に向いていないものは、かつらを作る際のコストの関係により分別されます。
- カールしている髪の毛は伸ばしたときの長さが25.4cm以上であれば寄付することができます。
- Locks of Love宛てに寄付される髪の毛のほとんどが、髪を失った子供たちのことを想う子供たちからのものです。
- レイヤーの入っている髪の毛は、長さによっていくつかの束に分けていただいてもかまいません。
- どんな方の髪の毛でも、以上の条件を満たしていれば寄付は可能です。
ほほお、私に適任ではありませんか。
というわけで、美容院に行ってカットして貰いました。
これがその髪達です。
ただ、カットに2時間ぐらいかかったので、時間ドロボウを恐れるあなたはご用心。
腰まで髪のある人がボブぐらいにするのなら簡単なんでしょうが、僕程度のロン毛では、根本から切らないと規定の長さに達しないので丁寧に切るのが大変そうでした。美容師さん、ありがとうございました。
なお、現在は坊主頭になりました。なんかスラムダンクの雑魚キャラみたいですが、僕は小さい頃から短い髪の時期が多かったので、あんまり気になりません。
夏なので、こんぐらいが過ごしやすいですね。
蛇足ですが、僕の少ない経験だと「オッサンは坊主が好き、女の人と若い男性はロン毛が好き」という統計が取れています。
ロン毛の人はLocks of Loveへの寄付を検討してみてはいかがでしょうか。