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山梨開拓日誌〜バカとなんとか編〜

高橋文樹 高橋文樹

この投稿は 13年 前に公開されました。いまではもう無効になった内容を含んでいるかもしれないことをご了承ください。
助手席から顎を乗せてくるニッチさん
助手席から顎を乗せてくるニッチさん

二週間ぶりに山梨行ってきました。前回はヒルとの戦いでやる気を激しくそがれましたが、関東も梅雨明け宣言と相成りましたので、行ってきました。今回のミッションは以下の3つです。

  • 草と竹を刈る
  • 屋内の電気配線
  • 断熱材

ぶっちゃけ断念材に関しては秋ぐらいまでにやればいいかなーと思っていたのですが、意外にもこれを優先的に行う事となりました。

熱気は上に溜まるし、屋根は熱い

暑さでうだっているニッチさん
暑さでうだっているニッチさん

甲府盆地で暑いイメージがあるとはいえ、破滅コミューンは甲斐駒ケ岳の麓です。猛暑でもそれなりに涼しいのですが、今回訪れてみると部屋の中がなんとなくもやっと暑いのです。同行した愛犬ニッチさんは暑い室内がイヤのようで、敷地内の小川の側に逃げていく始末。外より部屋の中の方が暑いんですね。窓は三面あるので、通気に問題はないと思ったのですが……

そんな疑問も解消しないまま炎天下で草刈りを2時間ばかり。休憩を取ろうと蒸し暑い室内に入ったときにふと手を伸ばしてみると、天井付近が暑いことに気づきました。なんと、屋根が直射日光を浴びてポカポカになり、その熱気が室内にこもっていたっていたわけです。

こりゃまず断熱を急がねばなるまいと、屋根への断熱材貼付けから着手しました。断熱材はグラスウールという素材で、わりと安価に手に入るものなのですが、現在は品薄です。そう、先の震災が原因なんです。仮設住宅建設に伴う建材不足と、グラスウールの工場が被災したことでほとんど手に入らない状況になていました。以前はそんなこんなで「困ったね」というしかなかったのですが、知り合いの工務店の方がどこかの建物をバラしたときの中古品を大量に譲ってくれました。ガムテープがくっついていたり、ところどころ破れていたりしますが、まあ使えないことはないです。脚立に昇り、むっとする空気の中、グラスウールをタッカー(でっかいホッチキス)で打ちつけていきます。

天井に張ったグラスウール
天井に張ったグラスウール

そんなこんなで3時間ぐらい作業を行うと、天井にグラスウールを貼り付けることができました。あとはこれに蓋をすればいいのですが、同様に震災の影響で入手困難になっていた構造用合板(コンパネ)の在庫は復活したみたいです。震災前より、ちょっと割高になっていましたが。でも、蓋をする前に電気配線を行わないとイケないですね……建築は手順が難しいです。

ガソリンの中に入れられたヒル
ガソリンの中に入れられたヒル

なお、余談ではありますが、ヒルには今回も食われました。朝、寝ぼけたままニッチさんと林の中を散歩していたら、足にくっついていました。油断ならない奴らですね。お仕置きとして、ガソリンの中に突っ込んでやりましたよ。

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