というわけで、オープンです。しっかりと準備をしてからオープンということにしようと思いましたが、デザインやらに時間を割くことができそうもないので、オープンしちゃいます。
「あばうと」にも書きましたが、開かれたサイトにしたいと思っています。コメントなどありましたら、どんどんお寄せください。
そもそもこのサイトを作ろうと思ったのは、「表現の場としてのWeb」に大変興味を持ったからでした。僕はそもそも紙で刷られた本を読むのが大好きですが、「本物の文学は紙でしか生まれない」という意見にやや懐疑的です。
この辺は文学に携わる人間にとってかなりセンシティブな問題です。ぼく自身、小説を書く人間として、少しずつ紙媒体が世界の片隅へと追いやられつつある現状に一抹の悲しさを覚えると共に、媒体に固執するのはよくないという自戒の念のようなものもあります。
なにはともあれ、結局のところ、文学はコンテンツ(=中身)です。古めかしい紙の世界に親しんできた人間が、どうやって新しいメディアで活動の場を持つことができるのか、このサイトはそうした実験の場でもあります。
興味を持たれた方は、ぜひご一読いただければ幸いです。