林檎信徒っていうのは、要するにApple信者ってことですね、はい。
Mac届きました。いやあ、すばらしいですね、Mac。かっこいいですよ。トラックパッドの動きにしびれますね。
「四本指でドラッグするとExpose」とか、斬新です。「その発想はなかった!」と江東区の工場のオッサンが地団駄踏んでる絵が浮かんできますね。
僕も晴れてMacユーザとなったわけですので、そこはかとなくMacが欲しくなるようなエントリーを書きたいと思い、こうして雑文したためています。
さてさて、Twitterでは「酔っぱらった勢いでMacbook Proを購入」などとつぶやいたりしていましたが、実は結構前から購入を検討していたのです。
その理由はズバリ二つ。「iPhoneアプリを開発したい」と、「Scrivenerというエディタを使いたい」です。
破滅派でしたい10のことというエントリーでも書いたのですが、破滅派のような文芸作品がお金を払ってもらうには、少しでも書物の持つ利便性に近づける必要があります。
現状で僕が思いつく最適な解は、「携帯電話で読めるようにして、お金を払ってもらう」です。
しかしながら、日本の携帯電話はクローズドなプラットフォームであり、課金がなかなか難しいです。きちんとした企業を作り、資本を集め、得体の知れない企画書を書き、それでやっとコンテンツプロバイダとして認定してもらえます。
一方、iPhoneアプリはオープンなので、破滅派のような団体がコンテンツに対価を求める実験場としては最適。
噂のGoogle Androidが浸透するにはもう少し時間がかかりそうですしね。
しかしながら、iPhoneアプリの開発にはMac OS Xが必要。
以前は会社のMacでやればいいやと思っていたのですが、Web系のプログラミングをかじったぐらいじゃObject-CというiPhone開発用言語に歯が立たないということがわかったので、お家でじっくりやろうと思った次第です。
僕にMacを買わせたもう一つのアプリであるScrivenerというのは、小説とか台本を書く人のためのツールです。
これはとってもよくできていて、プロット・参考資料などといったメタデータを視覚的にわかりやすく見せてくれる他、文章書きに専念できるモードなんかもあったりします。
この合理性がいかにも文芸の美点を損ないそうな気がしないでもないんですが、テクノロジーが与える影響を見てみたいな、という気持ちもあります。
僕はアウトプットの手法が文学作品に与える影響というものにとても興味があります。
「太宰は口述筆記を行うことであの独特の読点のリズムを身につけたのでは?」とか、「ロストジェネレーションの作家とタイプライターの関係は?」とか、そういう問題ですね。
技術史的研究によって文学の聖性が暴かれるのを嫌う文学者は多いですが、永遠に終わりそうにないポスト・モダンを生きるのならば、ある種の明るさをもって技術と向き合う必要性がるのでは?
そう感じてScrivenerで小説を書いてみようと思いました。
ヘミングウェイだってタイプライターで小説書いてたわけですからね。
アートがAdobeやAppleと切っても切れない関係を持つ今日という日、僕も喜んでApple信者になろうと思います。
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とまあ、長々と書きましたが、皆さんもMacオススメですよ。
Macbook Proは高価だというイメージがありますが、2009年6月現在で出ているモデルは普通のMacbookとあんま変わんないですね。
僕が買ったのは168800円の13.3インチモデル。メモリは4Gで、HDDが250です。
インストールしたソフト
執筆用
- Scrivener
- 上述したライティングツール。有償。
- OpenOffice.Org
- 無料のOfficeスイート。[ダウンロード]
開発用
- Coteditor
- 無料のテキストエディタ。[ダウンロード]
- Macports
- LINUXのYumとかapt-getみたいにインストールを楽にしてくれるツール。もちろん無料。[くわしく]
- Versions
- Subversionリポジトリのブラウジングに便利。有償。[くわしく]
- Syberduck
- FTPツール。寄付してって言ってくるけど、無料。[くわしく]
- Reggy
- 正規表現チェックツール。無料。[くわしく]
- Aptana
- Web向け統合開発環境。無料。[ダウンロード]
- X code
- Apple謹製の開発ツール。無料。[くわしく]
- iPhone SDK 3.0
- X codeでiPhoneアプリを開発できるようにする。無料。[くわしく]
画像処理
- Gimp for Mac
- Photoshopの無料版みたいなソフト。[ダウンロード]
- Skitch
- 画像キャプチャソフト。コメントを書き込めるのがいい。無料。[くわしく]
- Picasa
- Googleの画像ブラウザ。無料。[ダウンロード]
その他
- Firefox
- いわずとしれたブラウザ。無料。[ダウンロード]
- X-marks
- FirefoxやSafariのブックマークをシンクロしてくれる便利ツール。無料。[ダウンロード]
- Spanning Sync
- GoogleカレンダーをiCalと同期してくれる。有償。[くわしく]
- Stuffit Expander
- 色んな形式のソフトを解凍してくれる。無料。[ダウンロード]
- Skype
- 電話。無料。[ダウンロード]
- Dropbox
- 複数のPCを使う人、会社のセキュリティが緩い人は絶対使った方がいい。完成度高い。無料。[ダウンロード]
- Password Gorilla
- パスワード管理用ソフト。Dropboxと組み合わせると、危ないけど便利。無料。[くわしく]
執筆・iPhoneアプリ開発・ブログ・メールチェックなどはMacでやり、その他の開発作業はWinXPでやろっかなと思ってます。
というわけで、Macが欲しくなったら買いましょう。
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