拙作WordPressプラグインLiterally WordPressに新機能を実装中なのですが、β版でとりあえず動いてるっぽい状況になりましたので、突如イベントを開催します。
新機能の概要
さて、新機能はわかりやすくいうと、ATNDやCampfireのようなサイトの持っている機能を自分のWordPressに持たせるです。
ATNDはご存知の方も多いと思いますが、イベント開催サービスです。イベントの告知と決済がセットになっていて、たとえば「高橋文樹ディナーショー」を開催したいとなったときに、ATNDでイベントを開催して告知すると、興味をもった人が申し込んでくれるという案配です。肝としては決済がセットなので、とりっぱぐれがないということですね。
Campfireはマイクロファンディングとかクラウドファンディングとか言われるサービスで、「何々をしたいが◯◯円必要なんだけど、持ってない。地球のみんな、オラに現金をわけてくれ!」というサービスです。
で、この2つのサービスの共通項はなにかというと、おおむね以下の3つではないでしょうか。
- 不特定多数の中から事前購入の形で資金を集められる
- 購入者のリストが存在する
- 購入者のリストに対して適宜ステータスを変更できる
こうした機能をとりあえず盛り込んでみました。
新規機能の利用シチュエーション
元々は頼まれたので作ったのですが、僕は「自分の小説を自分で刷って読者に配るのを在庫リスク抱えずにやりたい」という願望があったので、そういう風に使おうかなと思っています。単行本は刷ったことのある方ならわかると思いますが、単価を常識的な範囲に収めようとすると、大体1000部以上は刷らないといけません。長編小説となると、ページ数も上がるので、1000部刷っても100万ぐらいかかったりします。売れるかどうかわからないまま刷って、大量に在庫が余って、自宅も狭くなって、お金がなくなるという最悪の事態を避けるためには、とりあえず買ってくれる人を集めたいなーなどと思うわけです。
他にも色々利用方法は考えられます。
- ライブを開催するので、事前にチケットを販売したい
- 世界各国を旅して写真集を出版したいので、そのための費用を集めたい
- なにか特殊な知識を持っているので、スクールを開催したい
- 学費未納で退学になった同棲中の彼女のための学費を集めたい
利用方法は色々考えられますので、ある程度自由の利く実装にする予定です。あとはみなさんのやりたいようにやってください。
なんでわざわざ作ったのか
さて、ATNDやCampfireがあるのになんでわざわざやったかというと、現時点でATNDやCampfireを使った場合、結局お金落とす人ってアーリーアダプターというか、情強()というか、なんかそういう人たちなわけです。
そういう場所で注目を集めるものというのはやはりキャッチーなものであって、別にそれWebじゃなくてもいいんじゃないか的な感想を抱くことがよくあります。もっとWebには世界の片隅にいたけどひょんなことから世界とコンタクト取れてうれしーみたいな可能性を期待したいですね。田舎暮らしのマイナー作家がノーベル文学賞取るみたいな、嬉しいサプライズの起きる場所であってほしいわけです。
もっともここら辺は議論の余地があって、結局マスを指向した方が結果的にエッジの立ったものが生まれてくるという考えもあると思います。問題はいまその問いに対する明確な回答がないという現状であって、答えがないならとりあえずやってみようという程度の考えです。
今回のイベント
さて、肝心のイベント機能ですが、今回は僕と酒を飲みにいくというどうでもいいイベントにしてみました。こうしたイベント系のサービスで重要なのは、規模が拡大してくると当日の入場オペレーション(モギリ)が大変になるということです。WordCampでもチケットの処理に混乱が生じていたりしましたよね。本当はPeaTixさんのようにアプリ作ろうかなと思っているのですが、全然使われていないのにアプリ作るほどの余力は無いので、今回はブラウザベースで完結するようにしてみました。
それでは、申し込みはこちらからお願いします。ところどころ英語のままですが、ご容赦ください。