僕はWordPressを構築するたび、ヘッダーやら背景やらに大きな画像を使うのをメンドクセーと感じます。だって、何を選んだらいいかわからないし、いい画像って大体有料なんだもの。
というわけで、なんかいいのないかなー、と思っていたら、plaintxtBlogというナイスなテーマを見つけました。その名の通り、大変シンプルなテーマです。スタイルシートしか使っていなくて、潔いです。作者はSandboxを作った人ですね。ちゃんとマイクロフォーマットにも対応してます。
マイクロフォーマット ~Webページをより便利にする最新マークアップテクニック~ (Web Designing BOOKS)
価格¥7,199
順位2,348,804位
著John Allsopp
監修株式会社ミツエーリンクス, 木達 一仁
読み手株式会社ミツエーリンクス, 木達 一仁
翻訳浅野 紀予
発行毎日コミュニケーションズ
発売日2008 年 7 月 23 日
スクリーンショットを貼っておくので、参考にしてください。まあ、例によって破滅派作業用情報なので、かえって悪く見えちゃったら、作者の方に申し訳ありませんが。変な背景画像とフッターのグラデは僕が入れたので、責任は僕にあります。
特徴は大体以下の通りです。
- ほとんどのHTMLタグがスタイリング済み
- 管理機能がついていて、カラムの数・文字サイズなどを設定できる
- マークアップエンジニア垂涎のマイクロフォーマット対応&Web標準完全準拠
- コメントとトラックバックを分けたり、ページへのコメント許可機能があったり、色々気が利いてる
というわけで、この素敵なテーマの日本語ファイルを公開します。興味があったら使ってください。ライセンスはplaintxtBlogを継承します。GPLだったかな?
インストール方法
- ダウンロードしたzipファイルを解凍する
- 別途ダウンロードしたplaintxtBlogのテーマフォルダ内にja.moを置く
- テーマを有効化して終わり
管理画面も翻訳しておいたので、そんなに悩むことはないと思います。
注意点
実にもったい無いことなんですが、このテーマ、ちょっとだけローカライズに対応しきれてない部分がありました。
なので、以下の二点を直す必要があります。
- 日付が変
- 投稿のメタ情報「この記事はいついつに誰々がアレして」とかいう部分に、and Tagedと出てしまう
日付に関してはTaiさんの日付の表記を直しましょ!というエントリーを参考にしてください。テキストエディタやらの置換機能で一発だと思います。
投稿のメタ情報に関しては、該当するテーマファイルのand Taggedという部分を直してください。これも置換でやれば、そんなに時間はかかりません。テンプレートファイルの読み込み順序がわからない人は、Codex日本語の説明をどうぞ。
はじめっからそこだけ英語にしとけよボケという方は、下記の手順に従って、訳文を直してください。
- Miyoshiさんの書いたとpoEditで翻訳ファイルを作るいうエントリーを読む
- ダウンロードしたplaintxtblog.poをpoEditで編集する
- 保存するとplaintxtblog.moというファイルが生成されるので、それをja.poに直す
簡単ですね。
追記:自分なりにカスタマイズ
ゼロから自分でテーマを作るのもいいですが、よそさまが作ったファイルをじっくり見るというのも、かなり勉強になりますね。初心者を脱出したい人にはいいと思います。
特に、このplaintxtBlogはマークアップが完璧なのにも関わらず、ほとんどデザイン要素がないので、やりがいがあるんじゃないでしょうか。
ただし、CSSがギチギチに書かれている上、子孫セレクタでピンポイントに固めてあるので、スタイルの上書きがやりづらかったりします。なので、こういう場合は!importantを連発しましょう。
li#all-pages li,li#all-posts li{ display:inline; font-size:12px !important; /*←こんな感じ*/ margin-left:10px; padding-left:10px; border-left:3px #cccccc solid }
CSSの差分管理って、いまだに決定的な方法がよくわかりませんが、カスタマイズをどれぐらいやるかを想定しておけば、下から上書きし続けるというのも、立派なルールになりそうですね。
あと、各種用意されているカスタムクラスを設定するのがメンドクセーという人は、TinyMCE Advancedなどを使うといいかもしれません。
このプラグインが動かなくなった場合は、大抵キャッシュのせいなので、キャッシュを消すと動きますよ。