「せずにすめばありがたいのですが」
「頼めないのか」
「せずにすめばありがたいのです」

ハーマン・メルヴィル – 代書人バートルビー

とっても立派な本を書いた処女だっているのよ。性的なことだけが全部じゃないわ。器量のよさなんてそんなに不可欠なものじゃないわ。

ウラジミール・ナボコフ – 青白い炎

清潔であることは、貧しい者たちを社会にも受け入れられる存在にしたのである。

ペーター・ハントケ – 幸せではないが、もういい

変革者というのは、世界の残忍さをそのまま受け入れ、そして一段と激しい残忍さで世界に応酬できる人間のことを言うのだと思う。

ミシェル・ウエルベック – ある島の可能性

神だって人間を創るとき、新たな創作ができなかったのか敢えてそうしなかったのかは知らぬが、いずれにせよ自分の姿に似せて創った。だからこそ、同時代の作家から一場面をそっくり盗み出していることがあるとアホな批評家に非難されたとき、シェイクスピアはこんな言葉を口にできたのである。「私はうら若い娘さんをお下劣な連中とのつきあいから救い出して上品な社会に入れてやったのです!」同様の批判を受けたとき、これも同じ理由からモリエールはもっと素朴にこう答えている。「俺は見つけたらすぐ自分の財産にする」シェイクスピアもモリエールも正しい。才能あるものは盗まず、奪い取るからである。

アレクサンドル・デュマ – 剽窃の弁明

私にはポルノの定義はできないが、見ればわかる。

ジャレド・ダイアモンド – 昨日までの世界

どいつもこいつも不味いツラだ

尾崎紅葉 – 出典不明

『ザナドゥへの道』と『フィネガンズ・ウェイク』との両方について言えるただ一つの特徴は、こういう本は一冊でたくさんだということだ。

T・S・エリオット – 批評の限界

「そのヘミングウェイというのは、どういう人間なんだ?」
「同じことを何度もくりかえしていうんで、しまいには誰でもそれをいいことと信じちまう男だよ」

レイモンド・チャンドラー – さらば愛しき女よ

どこの国に行っても馬鹿の数が一番多い

マルセル・プルースト – 失われた時を求めて

小説の《描写》は必要である。そして、だからこそ、報われない。

ロラン・バルト – テクストの出口

許そう、だが忘れんぞ

エミール・クストリッツァ – アンダーグラウンド