ずっと期待していた映画『君の名は』がプライムビデオで見られるようになったので早速見ました。率直に言うと、おもしろかったです。久々に爽やかな映画をみました。
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僕の見方
さて、『君の名は』は大ヒット映画だということで、見る前からある程度のことがわかってしまったので、今回はその答え合わせのような感じです。事前にCMなどでわかったことはこんな感じです。
- 男女が入れ替わる。大林宣彦の転校生みたいなライトSFのスタンダード。
- 男が都会人で、女が田舎者
- すれ違うっぽい
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その上で、妻が好きなRADWIMPSの歌などを聞いて思ったのは次の通り。
- 決定的な喪失があるっぽい
- 一方が片方の時間について把握できる立場にあるっぽい
こうした事前情報から僕が予測したのは次のストーリー展開でした。
- 田舎VS都会というギャップを利用し、実は時間がずれている。田舎の少女は昔の人で、都会の少年は現代の人。
- たぶん、少女が死ぬ。少年は少女の命を救うために頑張る。
- その代償として、少年は少女にまつわる記憶を失ってしまう。
- そして再び少年と少女は出会う。
というわけで、かなりの精度で合っていたことが実際に見たみなさんは確認できたと思います。一応、これは見ていない段階からKAI-YOUの新見くんとゲンロンSF講座で一緒だった升本さんに確認済みなので、信じていない方は聞いてみてください。
外れた点
- 僕は少女が病気で死ぬと思っていた。まさか○○で死ぬとは!
- 双方が記憶を失うのではなく、片方が記憶を失うのだと思っていた。
- 少年が背負った代償は二度と少女に会うことができないということ。
まあ、最後は『5センチメートル』の頃より進化したのかなと思います。これが新海誠の成長によるものなのか、川村元気のプロデュース力なのかは知りませんが、やはりベストセラーにするためには『秒速』が視聴者に与えたトラウマを解消する必要があったのですかね。
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そんな見方は面白いのか?
僕は自分が小説を書くので、「展開を予想する」ということを息を吸って吐くように行なっています。で、その予測が当たっても「なんだつまらない映画だな」とは思わず、「おっ! 当たった」と思います。なので別にネタバレとかつまらなくないんですよね。
以前、家に帰った時、『悪の法則』という映画を妻が見ていたのですが、僕が帰ったとき、これからバイクで移動しようとするツナギの男が映ってたんですね。その瞬間、僕は「あっ、こいつこのあと道路に貼られたワイヤーで首チョンパされて死ぬ?」と聞いたら、その直後にすぐ同じことが起きたんですよ。
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そんなわけで、ネタバレというのは僕にとってあまり重要じゃないんです。
こう言うことを書くと、「俺TUEEEE」って言ってるだけかとおもわれるかもしれないのですが、けっして少なくない人がこうした楽しみ方をしていると思うんですよ。
たとえば、『君の名は』では、プロダクトの詳細な描写というのは頻繁に行われていて、三葉が持ってるiPhoneはせいぜい4ぐらいっぽいのですが、滝くんはiPhone7なんですよね。この間ですでに5年ぐらいの時間が経ってるんですよね。三葉は裕福な家庭なので、2016年にiPhone 4を使ってるのはおかしいわけです。この時点で、脳みそに瞬発力がある人は「あれっ?」と思うはずなんですよ。
そういうわけで、新海誠をはじめとする製作陣が「ネタバレを全力で回避していたか?」というと、これには疑問があります。隠そうと思えば、iPhone一つとってもSEと4だったら外見上の違いはあまりないですし、新宿バスタとかわざわざ映さなければ、わかんないわけです。
なので、今後もネタバレに関しては恐れずにいきたいと思います。あと、この映画が「震災if」だったっていうのも、ヒットの要因かと。ストーリー的には同時期に公開された『この世界の片隅に』の方が強度があると思うのですが、やはりハッピーエンドってメガヒットに欠かせないんですね。
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あと、これは僕がゲンロンSF講座に通っていたから思うのかもしれませんが、SFってタイムパラドックスがどうこうとか細かいことけっこう言われるんですけど、売れたら別に関係ないんだなと思いました。
- どういったロジックで瀧くんの携帯から文字が消えたのか。他人の記憶や一次情報(糸守の犠牲者録)が消えたのはなぜ?
- もし仮にすべてが妄想だとしたら、説得的ではあるのだが、それで結ばれる2人って?
はい。まあ、でも青春っていいよね。終わり。