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カテゴリー: 読書日記

書評・感想などの本に関する話題

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『犠牲者意識ナショナリズム 国境を超える「記憶」の戦争』を読んだ

世界的哲学者のイスラエル擁護 パレスチナ・ガザ地区のテロ組織ハマスがイスラエルで虐殺を行ったこと、そして、イスラエルがそのの報復として市民への虐殺をいまもなお行ったことは世界に衝撃を与えました。その事件に関して、イスラエ […]

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清水俊史『ブッダという男――初期仏典を読み解く』を読んだ

仏教研究界の重鎮から「ブッダを貶めている」という主旨の抗議が版元に届き、かなり話題になった『ブッダという男――初期仏典を読み解く』を読みました。 いままで知らなかったのですが、日本における仏教研究というのは、基本的に一切 […]

ルイ=フェルディナン・セリーヌ『戦争』
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セリーヌの未発見小説『戦争』を読んだ

三年ぐらい前にフランスの大作家ルイ=フェルディナン・セリーヌの未発表原稿が大量に発見されたというニュースが出ました。 さて、今回の『戦争』だが、舞台は第1次世界大戦、セリーヌが20歳の時、参戦して大けがを負った体験に基づ […]

村上龍『ユーチューバー』
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村上龍の思いがけない傑作『ユーチューバー』

ちょっと前に金原ひとみが「デンマ」「ストロングゼロ」という短編を文芸誌に発表していた時期があって「ふざけてるのかな?」と思ったものでしたが、それと似た感覚を覚えました。そう、村上龍の最新作『ユーチューバー』です。 「最新 […]

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『ヒトは〈家畜化〉して進化した』を読んで

どういう経緯でこの本を知ったのか忘れたのですが、『ヒトは〈家畜化〉して進化した 私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』を読みました。他の動物にも一般化して見ることのできる「家畜化」の特徴が人間にも同様に現れており、 […]

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書評が炎上した『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』を読んだ

早川書房から出た『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』を読みました。早川のnoteに掲載された山形浩生による解説が炎上したために版元が撤回するという事態になり、それが本書 […]

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『はてしない物語』の後半は異世界転生モノだった

オーディブル読書シリーズです。『はてしない物語』は映画『ネバーエンディングストーリー』を子供のときに見ていたのでわざわざ原作見るまでもないかと思っておりましたが、Audibleに入っていたので聞いてみました。 本書は「本 […]

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生まれ変わりについてのアメリカの研究者の本『リターン・トゥ・ライフ』を読んだ

数年前に「永遠の命を追求する人たち」をテーマにしたドキュメンタリー番組を見たのですが、番組内で「アメリカには生まれ変わりについて40年以上研究している科学者がいる」という情報を得てからずっと気になっていた本がありました。 […]

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アゴタ・クリストフ『悪童日記』の続編を読んだら思いのほかよかった

20年ぐらい前の大学生のとき、アゴタ・クリストフ『悪道日記』が文庫化されたので読みました。当時はノーベル賞を受賞しておらず、もちろん存命中で、「亡命文学の旗手」みたいな扱いだったかと思います。『悪道日記』自体は普通に面白 […]

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ナラティブ獲得までの道のりについての本『当事者は嘘をつく』

最近盛んに出版されているフェミニズム関連の書籍で気になったので読んでみました。 当初はこれが単なる告白本ではなく、「性被害者であり研究者でもある著者による本」という点が興味深かったので手に取りましたが、どうも著者の専門は […]

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ジョージ・オーウェル『動物農場』と出版時の受け止められ方

Audible書評です。ジョージ・オーウェル『動物農場』はソビエト連邦を戯画化した作品として有名です。人間に反乱を起こして農場を支配した豚が、社会主義を標榜しながら徐々に独裁化していくという歴史によく知られた状況を戯画化 […]

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『エネルギーをめぐる旅』は和製『サピエンス全史』だ

前回から始めたAudible書評です。今回取り上げるのは『エネルギーをめぐる旅——文明の歴史と私たちの未来』です。 タイトルにも書いた通り、これはけっこうすごい本でした。ユヴァル・ノア・ハラリは『サピエンス全史』で日本で […]

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