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「さらばIE6」と思ったってことは、視野狭窄かしら

高橋文樹 高橋文樹

この投稿は 15年半 前に公開されました。いまではもう無効になった内容を含んでいるかもしれないことをご了承ください。

年の瀬も迫り、今年はみなさんにとってどんな年でしたか? と、聞いてみましたが、その件については明日またブログを書こうと思っています。

IE6で何にも表示されない
IE6で何にも表示されない

それはさておき、2008年度の個人的なビッグ・イシューの一つに「自分のサイトの公開」というものがあったのですが、年の暮れも暮れ、友人からメールが来て、「Internet Explorer以下IEで見られないんですか?」とのこと。え、なにそれ、見られないわけねーじゃん、と思っていたら、なんと見られない。

おお、まさか……。今日びIE6で見るなんて……と途方に暮れつつも、直さないことにはしょうがない。IEというブラウザには、親戚のアバズレ娘のようなところがあり、ちょっと目を離すととんでもない見映えになっているのです。

最近はほとんどチェックせず、「心の目で見えている」と思っていたのですが、まだまだ甘かったようです。しょうがないな、と久々にIEを起動してみると、衝撃的な光景が。

なんにも表示されていない! IE7でもかなり崩れている。ここまで激しいとは思いませんでした。ほぼ全裸みたいな状態でした。

とはいえ、心当たりがないではないのです。

  • positionレイアウトを使いまくった
  • z-indexを指定しまくった
  • 縦横のエラスティック・レイアウトにした
  • 途中で開き直ってpng画像使った
  • ie用のCSSを用意しておいたけど、途中で力尽きてやめた

とまあ、色々やったせいで、こうなってしまったわけですね。これを今日直しました。一応、IE7には対応させましたが、6は利用者へのメッセージを込めて、アラートを出すようにしています。

  1. IE6以下には対応していない旨を伝え、Firefoxをダウンロードするよう促す
  2. 拒否られたら、今度はIEをバージョンアップするよう促す
  3. さらに拒否られたら、無念である旨を伝え、スタイルシートを全部切る
IE6だったらCSSを切っちゃう
IE6だったらCSSを切っちゃう

結果的に、右のような文字だけのページになります。文字だけしかなくて、美しいですね。言葉本来の意味が浮き立ちます。僕はこういうページが好きです。と、言い訳しておきます。

そうはいっても多数派

とまあ、自分のサイトなので適当に対応しましたが、実際問題、IE6を使っている人はまだまだいるでしょう。仕事ではあと数年対象にしなくてはならない気がします。

破滅派などをやっていてよく思うのは、ほとんどの人はブラウザの存在すら知らないということです。

Firefoxの存在を知っているだけでかなりITリテラシーが高い方。はじめから入っているものを使うのが生き物として自然な行為です。

往々にしてITリテラシーが低い人というのは、アップデートをしません。セキュリティの脆弱性がどーたらこーたらなんてどうでもいいわけで、Win XPのSP1とかのままで頑張ってる人も結構います。「パソコンをアップ・トゥ・デイトに保つ」という概念がよくわからないのでしょう。僕も昔はそうでした。

IE6を見捨てることって、開発者にとっては凄く助かることなんですが、結局はそういう人を見捨てることになるんですね。「どうしてもこれがしたい!」ということがないと、わざわざパソコンのことなんて勉強したくないですからね。

ついでに読者のことも考える

なので、やっぱり読んでいる人のことをちゃんと考えるのが大事だなと思ったのですが、それだけで結論づける気にもなれないのが難しいところです。

Web業界で最近よく言われているのは、「開発者が開発しやすい技術は伸びる」ということ。代表例としては、Googleマップとかのサービスがそうですし、AmazonもWebサービスというのを行っています。自分のところの資産を思いっきり公開して、みんなが作りやすくすることで、広めてもらおうとするやり方ですね。

他にもRuby On Railsとか、「開発しやすさ」を念頭においたフレームワークなども徐々に台頭しつつあります。日本ではどうだか知りません。ともかく、発信する側がやりやすいという状態が、結果的に多くの受け手を喜ばせるということがあるようです。

状態ですよ。単体のモノがいいかどうかじゃなくて、状態とそこから生まれる結果の総体の話ですよ。

というわけで、このブログは一文学者高橋文樹がどんどん情報を発信していくためのブログにしようと思っているので、多少の不行き届きはご勘弁を、でも、あんまりひどかったら直すから言ってね、という長い言い訳でした。

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