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バモス@検見川浜

20年落ちバモス復活への道のり

高橋文樹 高橋文樹

我が家には車が2台あり、そのうち1台はこのブログでも何度か紹介してきたバモスなのですが、平成12年式の車体なのでそろそろリストアせんといかん、タイミングベルトもまた交換しなきゃな……と去年の10月ぐらいに思い立ち、色々と調査を重ねて次のような結論にいたしました。

  • 車検を通すときについでにタイミングベルトやらブレーキパッドやら交換する。
  • 妻と義父がぶつけたために左側のドアがベコベコなので、これを交換する。
  • サビもかなり浮いてるので、自力で塗装する。
  • スピーカーから音が鳴らないので、オーディオ周りを換装。

とまあ、こんな感じ。無問題なら車検代も6万円ぐらいでしょうが、タイミングベルトが7〜8万円なので、なんだかんだ15〜16万円ぐらいかなーと踏んでいました。その他の部品交換で総額20万円ぐらいに収まればいいな、という目算です。

で、ドアの交換というのは業者に頼むと1枚でけっこうな額がかかるはずで、ディーラーに聞いてみたら「中古ドア2枚交換で19万円」と言われました。そうですよね。

これは困った……というわけで、色々調べていると、なんと楽天で車のドアが売っていることがわかりました。というか、パーツ全般売ってますね。

で、あとはどう取り付けるのかですが、ここはYouTubeとみんからが役立ちました。みんからは車のカスタマイズ情報を紹介するサイトで、DIY情報もけっこう載ってます。ドアの外し方なんかはこれで見つかりました。また、YouTubeはそのものズバリ見ることができるので、ハイパー役立ちました。

あとはドアを購入するだけなのですが、注意点としては「ドアのような大型貨物は個人宅への配送料がめちゃ高い」という点です。クロネコヤマトや佐川急便のようにみなさんが知っている配送業者は大型荷物に対応しておらず、西濃運輸や福山通運といった配送業者が使われます。これらの業者は個人宅への配送もやっているのですが、「家具を買った」とかならいざしらず、「楽天で車のドアを買った」という場合は最寄りの配送センターまでしか送ってくれません。しかも、2枚のドアを同じショップで買ったところ、別々の配送業者を指定されてしまい、佐倉と五井まで取りに行くはめになりました。それぞれ車で往復二時間ちょいかけた計算になります。

この「同じショップで配送業者が別」というカラクリですが、楽天で車の部品を売っているお店はいわばドロップシッピングのようなもので、修理屋さんが持っている在庫情報を楽天に載せているだけなんですよね。なので、それぞれの修理工場ごとに発送業者が異なるらしいです。

うれしい誤算は五井にあったサソリというラーメン屋。この店は神田にある鬼金棒という辛痺ラーメン最高峰の店の暖簾わけなのか、そっくりなラーメンを食べることができました。

味はかなり近く、大満足!

そんなこんなでドアを持ち帰り、付け替えました。基本的にはつけねのネジを外すだけなのです。

スライドドアは簡単でしたが、フロントドアはパワーウィンドウやスピーカーなど、けっこう大変でした。配線周りもむずいです。

スピーカーのつけかえ。マニュアル充実してて、簡単でした。

一番大変だったのは鍵です。あたりまえなのですが、助手席のドアを交換すると鍵が知らない人の鍵になってしまい、なおかつ中古ドアには鍵がついてこないことが多いので、手持ちの鍵で開けられない助手席が完成してしまいます。それは困るので、鍵を付け替えました。みんからにもYouTubeにも外し方が載っておらず、とりあえずやってみたらできたのでよかったです。

とまあ、なんとかできたので、無事ドアは取り替えられました。キーシリンダーがきちんと動いたときは感動もひとしお。

続いて塗装です。塗装はタカラ塗料という刷毛で塗れる製品を選びました。よくあるカラースプレー塗装は素人にはハードルが高く、あまり綺麗な仕上がりになりません。また、タカラ塗料は艶消しで多少の塗り損じがあっても「味がある」と思えるような質感になっています。

塗装はそんなに難しくなく、YouTubeなどで検索するといくらでも出てきます。基本的には以下の工程です。

  1. マスキング
  2. 600番の紙やすりでやすりがけ(足つけ)
  3. 脱脂(シリコンスプレーで脂分を取る)
  4. プラスチック部品に非鉄バインダーを塗る(塗料は鉄にはよくつくが、バンパーやドアハンドルなどのプラスチック製品にはうまくくっつかない)
  5. 塗装
こうやってマスキング

塗装に必要なアイテムは刷毛・マスキングに必要なアイテムはホームセンターで揃います。

ちなみにバンパーなどはつやけしブラックにしたかったので、スプレーでやりましたが、素人仕事なので定着が弱く、こちらもタカラ塗料にすべきだったと後悔しています。飛び石どころか、砂埃程度で塗装がハゲ始めています。

さて、ここまでくればあとは車検を通すだけなのですが、ここで大問題が発生。見積もりを取ったところ、なんと50万円以上!

どうしたこうなったかというと……

  • エンジンが死んでる。ガスケットなんちゃらが割れてる。
  • エンジンオイルが漏れてて、空になってる。どっか穴があいてる。
  • 50万かけても車検に通るかわからない。

なんということでしょう……。50万円あったら中古車買えるやないか……。

というわけで、中古車を探しに出かけたのですが、なんとコロナ禍&ウクライナ侵略のため、車の生産が停滞しており、中古車市場が高騰しているとのこと。

では、50万円以下で買える車はというと、保証がなかったり、わけわかんない改造車だったり、年式が古かったりで、よくわからない。

色々中古車や巡りをした結果、20年落ちのバモスを愛することに決めました。複数の修理工場に見積もりを取り、近所の中山自動車に決定!

車検を通すための方針としては、次のとおり。条件としては、50万円以下にしてほしい。

  • エンジンを中古に取り替え
  • ブレーキパッドなど消耗品を交換
  • 下回りの錆防止で塗装をしてもらう

ほんとうは40万円以下になるといいなと思っていたのですが、エンジン以外の部品である触媒が割れていて、その部品を交換したのが痛かったですね。総額、ほぼ50万円でした。

走行距離が6万キロの中古エンジンだったので、もう少し持ってくれると嬉しいですね。というわけで生まれ変わったバモスがこちら。

かわいい!

素敵なお色になってキュートです。なんにせよ、破滅派の出版物を運ぶために大活躍のバモス、あと10年ぐらい持ってほしいですね。最後に、このバモス復活で得た知見はこちらです。

  • ホンダ車は癖があって修理が難しいらしい。
  • 人気の車種の方がDIY系の情報が手に入りやすくてメンテしやすい。
  • マニュアルを隅から隅まで読むと愛車への理解が深まる。
  • タイミングベルトやガスケットなど、壊れやすい部品というものがあるので、自動車修理系YouTuberの「この車は買うな!」みたいな情報は参考にした方がいいかも。
  • ドアの配送のような大型部品を買うときは馴染みのディーラーを作っておいて、そちらに配送してもらうこともできるようです。今後は車検を毎回お願いする、みたいな約束をすれば、悪い顔はされません。
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