さて、本年はじまってすぐにコロナ禍となりましたが、二月より上京を控えて千葉に引きこもっています。その間なにをしていたかというと、去年より続いていたDIYを続けていました。いろいろやったのですが、その中でも大作が駐輪場です。五月ごろからコツコツ取り組み、ついに10月に完成しました! 足かけ四ヶ月の大作がこちら。
まず元がなんだったかというと、ここはうちの母所有のオンボロアパートなのですが、庭には母が無計画に植えた様々な木があって、雑草も生え放題でした。落ち葉の堆積もあり、地面の高低も揃っておらず、あちこちに水溜りができる始末。
けっこう広いのにうまく活用できていなかったので、駐輪場を作ることにした次第です。
測量
まず計測します。駐輪場を作ってしまうともう直せないので、一応測ります。Magic Planとかそういうアプリを使うと計測が楽です。
下地ならし
まずは地面を掘って平らにしていきます。暗渠排水などは難しすぎるのでやめます。以前別の箇所で試したところ、水道管を傷つけてしまったので凝りました。直すのに2万ぐらいかかりました。ガス管じゃなくてよかった……。
地ならしは基本的に土を掘ってなんとなく勾配が着くようにします。水とりという水平をとるための糸を張るのですが、これは山梨開拓で経験済み。
屋根を作る
やること色々あるので、先に屋根を作ることにします。沓石という石の塊を適宜並べ、その上に木で柱を立てていきます。水平をとったのですべての沓石が同じ高さになるように配置します。
- 1×4材と2×4材を必要な量買う。
- 防腐剤を塗る
- オンデュリンというフランスのお洒落な波板を張る
という感じですね。
切り株を抜く
屋根ができると雨の日の作業も楽になるので一安心ですね。
これから大変だるい「切り株を掘り返す」が始まります。家を建てるときに樹木があると「いい感じじゃん!」と思いがちですが、二十年も経つといかんともしがたいものになります。僕の住む街は昔の住宅街なので高齢化も進んでおり、庭の草木がほったらかしの家をよく見るんですよね……。
切り株は根が張っているので、スコップを刺すのが容易ではありません。
こんな感じの切り株が4つぐらいあり、これがかなり大変でした。腰へのダメージも凄まじく、あんまり踏ん張っているとぎっくり腰を再発しかねないのでちょっとずつ進めました。
砂利を敷く
続いて、地面を掘って砂利を敷きます。コンクリを張るには5cmぐらいの高さがあればいいのらしいですが、まずは下に砂利を敷いて踏み固めます。コンクリを敷くには砂利とセメントを結構な分量買わないといけないので、それが一番大変ですね……。
砂利を敷いたらセメントを流し込む用の木枠を作っておきます。最初は前面に木枠を流し込もうと思ったのですが、「たぶんきれいにできない」「一気にやる時間が確保できない」と判断し、小分けにしています。
コンクリートを打つ
コンクリートは「砂利と砂とセメントの集合体」です。だいたい5cmぐらいの厚さになるよう打つものらしいですが、駐輪場だから3cmぐらいでいいんじゃないかと判断。
24時間で固まるとのことで、次の日見てみたところ、確かに固まっていました。
このときはグラインダーで削って平らにしようと思っていましたが、めんどくさくてこのままにしました。
固まる砂
周囲は土なので固まる砂で固めます。いい感じに勾配をつけるのが難しいのですが、適当に撒いて固めます。排水系のものがそこらにあるので、下水管が詰まったときなどに工事をしやすいよう、避けておきます。
勾配をつけるのがちょっと大変なので、少しずつ固めて水がちゃんと流れるか確認します。何日かかかりますね。つなぎ目が壊れやすくなるかと心配しましたが、いまのところ大丈夫そうです。
あとは細かい部分にモルタル(コンクリートの砂利なしバージョン)を塗って隙間を埋めていきます。固める砂やコンクリートを撒いたのは、「地面が土だと敷地内に水分が溜まる」というのが目的だったので、極力隙間をなくしていきます。
というわけで、駐輪場を五ヶ月ほどかけて完成しました。2020年、特に表立って成果のあがる仕事をしていないような気がするので、この駐輪場が2020年のベストワークになりそうですw