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カテゴリー: 読書日記

書評・感想などの本に関する話題

読書日記

遠読とは読むに値しない本達への眼差し

先日みずす書房のtwitterアカウントを見ていて面白そうだったので、フランコ・モレッティ『遠読』を読んでみました。 本書のタイトル『遠読』は原題が “Distant Reading” であり、こ […]

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革命は一夜にしてならず〜『印刷という革命』を読んで〜

半年ぐらい前に購入した本をやっと読み終えたので感想文を書きます。今回読んだのはアンドルー・ペティグリー『印刷という革命』。索引抜きで500P超えの大著で、お値段税抜き4,800円です。 原題は “The Bo […]

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日本人が中国に『服従』する日は来るか

ミシェル・ウエルベックの新作『服従』を読み終えたので、感想をば。一ヶ月以上経過してしまいましたが。 さて、本作は大学で文学を教える主人公フランソワ(だっけ?)を中心に話が進められるのですが、なによりもまず、スキャンダラス […]

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『忘れられた巨人』つまり掘り起こすべきでない記憶について

これまで10作に満たない本しか発表していないにも関わらず文学賞を受賞しまくり、しかも近年の刊行ペースは5年に一冊という全小説家から羨望の眼差しで見られているカズオ・イシグロ先生の新作プロモーション講演会があったので行って […]

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ピケティが語る21世紀の資本と19世紀のパリ

遅ればせながら読みました。『21世紀の資本』。原題は “LE CAPITAL du XXIe siècle” なので、本来は『21世紀の資本論』と訳すべきでしょう。マルクス『資本論』の原題は &# […]

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支配の時代の終焉〜『すべては1979年から始まった』を読んで〜

先日、Facebookのタイムラインに『すべては1979年から始まった 21世紀を方向づけた反逆者たち』という本を友人が挙げていたので、思わず買いました。自分が生まれた年にすべてが始まったと言われると、面白そうだなと思っ […]

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2014年に読んで一番感心した本『白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険』

この記事は12月1日〜24日までに僕が毎日ブログを更新する高橋文樹俺ベントカレンダーの4日目の記事です。 もう今年は本読まないのかというと、そんなことないのですが、たぶんこれだろうと思うのがあるので紹介します。 『白と黒 […]

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カネと文学、そして2年先のこと

先日、『カネと文学 日本近代文学の経済史』という本を読み終えたので、その感想をば。 僕が会社勤めをしていた頃、同僚が『ALWAYS〜三丁目の夕日〜』というクソ映画を見て、僕に「あの映画に出てくるブンガクみたいになってほし […]

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そして美しい魂を持った家畜だけが残った

まったく関係ないニュースを2つ読んで、ふと昔読んだ本のことを思い出しました。一つは15歳男子の精通率急落 1981年の80%が2011年は50%に低下というニュース。もう一つは「プラトニック不倫」でも賠償命令…肉体関係「 […]

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地図と領土と資本主義のカタログ

もし小説家のオリンピックが開かれたとしたら、フランス代表として金メダル候補になるだろう作家、ミシェル・ウエルベック。そんな彼の新作を去年に購入し、やっと読み終えたので書評を書きます。ウエルベックは新作が出たら必ず買うよう […]

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運命は才能だ〜イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』について〜

先日(といってもかなり前ですが)、母校の東大仏文科の集まりに参加して、恩師の塚本先生から『フランス組曲』という本を薦められました。野崎先生が訳しているので、多少盛ってるのかなーと思ったのですが、これがなかなかどうして心揺 […]

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君は『シークレット・ドクトリン』を知っているか

『シークレット・ドクトリン』という奇書があります。「知っているか」といいつつ、僕は知らなかったんですが…… 『シークレット・ドクトリン』(The Secret Doctrine)は、ブラヴァツキー夫人の著作。日本語では「 […]

高橋文樹ニュースレター

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