第二回の課題は「クライマックスに驚きのあるSFを作れ」です。梗概および課題はすべて超・SF作家育成サイトから見ることができます。
受講生の皆さんには、これから講座を受けてゆく中で、しっかり考え続けてほしいことがあります。
それは、SFとしての力と、小説としての力を、作品の中で両立させるということです。
皆さんはSFの書き方を学んでゆくことになりますが、それをのせる土台は小説です。SFとしてすぐれたアイデアやビジョン、テーマも、小説として面白く書く意識があるかどうかで、生きもすれば死にもします。
ですから、物語を、自分が設定したアイデアやビジョンやテーマを用いて、クライマックスで読み手をつかむことを意識して組み立ててみてください。SFなので、驚きがあるものとします。
クライマックスの定義は、今のところ、「ラストの少し手前」という位置関係にある盛り上げどころだと単純化しておいてください。
出題者である長谷敏司さんは小説の「商品としての完成度」にこだわる印象があるので、その審美眼を突破できるかどうかがキモになります。
構成
まずはじめに、今回の収録に当たって「猛省を促します」を連発したことをお詫びいたします。調子こいてすみませんでした。傷ついた受講生の皆さんは、飲み代を奢りますので、いつでも言ってください。
収録は2時間弱という長丁場になりました。
- 梗概好評 00:00〜
- 実作講評 01:47〜
収録中にシェアしたURLとは、飯島モトハさんによるウィトゲンシュタイン特攻服の記事です。
これがわしのウィトゲンシュタイン特攻服じゃ!15万円で売っておる!! pic.twitter.com/dCVgVWevOz
— 飯島モトハ (@mochiunagi) May 28, 2017
追記
公開後、すぐにご指摘があったのですが、別にパクったわけではなく、似たようなアイデアをかなり前から持っていたようです。
https://twitter.com/TetsujiTakaoka/status/887336344640303106
ほんとですね。これは失礼いたしました。猛省いたします。 #SF創作講座https://t.co/YQTDhGm8Fo
— 高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』 (@takahashifumiki) July 18, 2017
ざっくり結果だけ
梗概選出予想
複数票が入ったのは上記2作品のみでした。
実作上位予想
さて、我々の予想は当たるでしょうか!?