短編小説「pとqには気をつけて」

概要

フィリップとアーサーは広い草原で離れ離れに立つ。彼らは草原にそびえ立つ巨大な壁の間で落ち合わなければならない。それも、きっかり同じ距離で。問題は、距離を同じにすることだ——

ある数学の問題をモチーフにした、友情と恋愛のあいだにある物語。

小説すばる2018年10月号

価格￥700

発行集英社

発売日2018 年 9 月 15 日

Amazonを開く

Supported by amazon Product Advertising API

感想など

高橋文樹「pとqには気をつけて」は、もうなんつーか全編センスの塊で俺みたいな田舎もんは太刀打ちできません。参りました、ちくしょう。
そして酉島伝法「千羽びらき」。いや……これは言葉もないですね。ちょっとこの文章ひと月くらいかけて解析してみたい。どうなっちょるんじゃ。
— 飛浩隆 TOBI Hirotaka (@Anna_Kaski) October 3, 2018

大森はガイド原稿を書いただけで、小説すばる10月号ＳＦ特集の人選にはまったくタッチしてませんが、それはともかく、高橋文樹さんの「ｐとqには気をつけて」はたいへん面白く読みました。数式の小説化。円城塔「boy's surface」への挑戦？　しかもその出典が……ｗｗｗ https://t.co/W0tFWBkHP0
— 大森望 (@nzm) September 19, 2018

高橋文樹さんの短編「pとqには気をつけて」は文章がかっこよかったし面白かったし最後の参考文献はたしかに笑った。参考文献でオチている。
— 樋口恭介 | Kyosuke Higuchi🇺🇦🇵🇸 (@rrr_kgknk) September 20, 2018

高橋文樹「pとqには気をつけて」よみました。
おもしろかったです！　どうなるんだろ。とよんでたらそうくるか！　と。
メタ。というのかわからないけど変則というか通常のフィクションの形式を超えてくるものが大好物なので。この構成。すごくわくわくします。しかも翻訳文学っぽい文体がとてもマッチ
— 名倉編 (@nagra_am) October 2, 2018