Class: Scroller

Scrollerはオーバーフローを持ったあらゆる要素(windowを含みます)をスクロールさせるクラスです。マウスカーソルがその要素の指定した領域に達したときに発動します。

マウスの動きを検知するために、startメソッドを呼び出す必要があります。

注意点:

  • Scrollerを使用するには、標準準拠モードでページを作成する必要があります。

構文:

new Scroller(element[, options]);

Implements:

Events, Options

引数:

  1. element - (要素) スクロールさせる要素。
  2. options - (オブジェクト, オプション) Scrollerインスタンスのオプションオブジェクト。

オプション:

  • area - (: 初期値=20) 要素をスクロールさせるのに必要な境界線。
  • velocity - (: 初期値=1) Windowスクロールのスピードを調整します。

イベント:

  • change - (関数) マウスが境界線に到達したら発生します。スクロールオフセットに他の値を設定することができます。

表記:

onChange(x, y);

引数:

  1. x - () 現在のマウスのx座標。
  2. y - () 現在のマウスのy座標。

例:

var myScroller = new Scroller(window, {
    area: Math.round(window.getWidth() / 5)

});

(function(){
    this.stop();
    this.start();

}).periodical(1000, myScroller);

Scrollerメソッド: start

Scrollerインスタンスがマウスの動きを検知しはじめます。

構文:

myScroller.start();

例:

var myScroller = new Scroller('myElement');
myScroller.start();

Scrollerメソッド: stop

Scrollerインスタンスがマウスの動作を検知するのをやめさせます。

構文:

myScroller.start();

例:

var myElement = $('myElement');
var myScroller = new Scroller(myElement);
myScroller.start();

myElement.addEvent('click', myScroller.stop.bind(myScroller)); //ユーザーがクリックしたら、スクロールを停止します。

このドキュメントはMooToolsのドキュメントを元に高橋文樹が翻訳(ちょっと改変)しました。
本家と同じく、Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0ライセンスで公表されています。

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