Native: String

Stringオブジェクトのプロトタイプメソッドです。

参考情報:

Stringメソッド: test

文字列と正規表現で検索します。 詳しくはMDC Regexp:testの情報を参照のこと。

構文:

myString.test(regex[,params]);

引数:

  1. regex - (いろいろ) 文字列を検索するための文字列か正規表現。
  2. params - (文字列, オプション) 第1引数が文字列だった場合、正規表現のパラメータを与えることができます('g'は正規表現上の効果を発揮しません)

戻り値:

  • (真偽値) 正規表現にマッチしたらtrue。
  • (真偽値) 見つからなかったらfalse。

例:

"I like cookies".test("cookie"); //戻り値 true
"I like cookies".test("COOKIE", "i"); //戻り値 true (オプション:大文字小文字の区別は無視)

"I like cookies".test("cake"); //戻り値 false

参考情報:

Stringメソッド: contains

引数として渡された文字列が対象の文字列に含まれているかをチェックします。 もし区切り文字が渡された場合、その区切り文字で分割されたリストの各項目が該当文字列と一致するかをチェックします。

構文:

myString.contains(string[, separator]);

引数:

  1. string - (文字列) 検索文字列。
  2. separator - (文字列, オプション) 文字列を分割する区切り文字。(例: Element classNames は' 'で区切られています)

戻り値:

  • (真偽値) 検索文字列が含まれていればtrue。
  • (真偽値) 見つからなければfalse

例:

'a bc'.contains('bc'); //戻り値 true
'a b c'.contains('c', ' '); //戻り値 true

'a bc'.contains('b', ' '); //戻り値 false

Stringメソッド: trim

文字列の前後のスペースを取り除きます。

構文:

myString.trim();

戻り値:

  • (文字列) トリムされた文字列。

例:

"    i like cookies     ".trim(); //"i like cookies"

Stringメソッド: clean

よけいな半角スペースを除去した上でトリム (String:trim)します。

構文:

myString.clean();

戻り値:

  • (文字列) スペースを除去された文字列。

例:

" i      like     cookies      ¥n¥n".clean(); //戻り値 "i like cookies"

Stringメソッド: camelCase

ハイフネーションされた文字列をラクダ文字に変換します。

構文:

myString.camelCase();

戻り値:

  • (文字列) ラクダ文字。

例:

"I-like-cookies".camelCase(); //文字列 "ILikeCookies"

Stringメソッド: hyphenate

ラクダ文字をハイフネーションに変換します。

構文:

myString.hyphenate();

戻り値:

  • (文字列) ハイフネーションされた文字列。

例:

"ILikeCookies".hyphenate(); //戻り値 "I-like-cookies"

Stringメソッド: capitalize

各単語の最初の文字を大文字に変換します。

構文:

myString.capitalize();

戻り値:

  • (文字列) 先頭を大文字にした文字列。

例:

"i like cookies".capitalize(); //戻り値 "I Like Cookies"

Stringメソッド: escapeRegExp

文字列から正規表現をエスケープします。

構文:

myString.escapeRegExp();

戻り値:

  • (文字列) エスケープされた文字列。

例:

'animals.sheep[1]'.escapeRegExp(); //戻り値 'animals¥.sheep¥[1¥]'

Stringメソッド: toInt

文字列をパースし、任意の基数、底に応じた数だけを返します。

構文:

myString.toInt([base]);

引数:

  1. base - (, オプション:初期値=10) 使用する底。

戻り値:

  • () 数。
  • (NaN) 文字列が実数でなければ、NaNを返す。

例:

"4em".toInt(); //戻り値 4
"10px".toInt(); //戻り値 10

参考情報:

Stringメソッド: toFloat

文字列をパースし、浮動小数点の数を返します。

構文:

myString.toFloat();

戻り値:

  • () 浮動小数点の数。
  • (NaN) 文字列が実数でなければ、NaNを返します。

例:

    "95.25%".toFloat(); //戻り値 95.25
    "10.848".toFloat(); //戻り値 10.848

参考情報:

Stringメソッド: hexToRgb

16進数カラー値をRGB値に変換します。渡される文字列は次のような16進数カラーフォーマットでなくてはなりません(#はあってもなくてもかまいません)。 '#ffffff', #fff', 'ffffff', or 'fff'

構文:

myString.hexToRgb([array]);

引数:

  1. array - (真偽値, オプション) trueならば、文字列(eg. "rgb(255,51,0)")の代わりに配列(eg. [255, 51, 0])を返します。

戻り値:

  • (文字列) RGBカラーを表す文字列。
  • (配列) 配列フラグがセットされていれば、文字列の代わりに配列が戻ります。

例:

"#123".hexToRgb(); //returns "rgb(17,34,51)"
"112233".hexToRgb(); //returns "rgb(17,34,51)"
"#112233".hexToRgb(true); //returns [17, 34, 51]

Stringメソッド: rgbToHex

RGBカラー値を16進数に変換します。渡される文字列は次のようなRGBフォーマットでなくてはなりません。 "rgb(255,255,255)", or "rgba(255,255,255,1)"

構文:

myString.rgbToHex([array]);

引数:

  1. array - (真偽値, オプション) trueならば、文字列(eg. "#ff3300")の代わりに配列(eg. ['ff','33','00'])を返します。

戻り値:

  • (文字列) カラー値を16進数で表す文字列。RGBの4番目の値(RGBA)が0にセットされていれば、transparantを返します。
  • (配列) 配列フラグがセットされていれば、文字列の代わりに配列が返されます。

例:

"rgb(17,34,51)".rgbToHex(); //戻り値 "#112233"
"rgb(17,34,51)".rgbToHex(true); //戻り値 ['11','22','33']

"rgba(17,34,51,0)".rgbToHex(); //戻り値 "transparent"

参考情報:

Stringメソッド: stripScripts

文字列から<script>タグとその中の文字列を削除し、残りの文字列を返します。

構文:

myString.stripScripts([evaluate]);

引数:

  1. evaluate - (真偽値, オプション) trueならば、文字列内のスクリプトが評価されます。

戻り値:

  • (文字列) - <script>タグの外された文字列。

例:

var myString = "<script>alert('Hello')</script>Hello, World.";
myString.stripScripts(); //戻り値 "Hello, World."

myString.stripScripts(true); //"Hello"をアラートし、戻り値は"Hello, World."

Stringメソッド: substitute

オブジェクト/配列を用いて文字列内のキーワードを置換します。 undefinedのキーワードは取り除き、エスケープされたキーワードは無視します。

構文:

myString.substitute(object[, regexp]);

引数:

  1. object - (いろいろ) 文字列を置換するためのキー=値のペアを持つオブジェクト。
  2. regexp - (正規表現, オプション:初期値=/¥?{([^}]+)}/g) キーワードを置換するために用いられる正規表現。

戻り値:

  • (文字列) - 置換された文字列。

例:

var myString = "{subject} is {property_1} and {property_2}.";
var myObject = {subject: 'Jack Bauer', property_1: 'our lord', property_2: 'savior'};
myString.substitute(myObject); //Jack Bauer is our lord and savior

このドキュメントはMooToolsのドキュメントを元に高橋文樹が翻訳(ちょっと改変)しました。
本家と同じく、Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0ライセンスで公表されています。

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