『ザナドゥへの道』と『フィネガンズ・ウェイク』との両方について言えるただ一つの特徴は、こういう本は一冊でたくさんだということだ。
「そのヘミングウェイというのは、どういう人間なんだ?」 「同じことを何度もくりかえしていうんで、しまいには誰でもそれをいいことと信じちまう男だよ」
どこの国に行っても馬鹿の数が一番多い
小説の《描写》は必要である。そして、だからこそ、報われない。
許そう、だが忘れんぞ
なにもしなかったということは、悪いことをしなかったということではない
ふう! 伝記作家って、悪魔だな。
「でも、坊主、おまえの詩句は間違ってるぞ」 「何だってんです? どうしようもないでしょ。これは十三音綴の詩、それだけですよ。なんで詩句が十二音綴なんですか? 馬鹿げてますよ。僕は自分の詩にもう一音綴加える。僕にはその権利 […]
なんだって? 僻地の村で十年間の先生稼業か? 食うや食わずの売れない三文作家か? お前はルソーじゃないんだ、坊や。地に足をつけるんだな。
イギリス人は冷静沈着で、人生の出来事を――たとえどれほど悲劇的なことであれ――ユーモアとともに受け止めるやり方を心得てるとよく言われます。かなり当たっています。それがイギリス人の本当に馬鹿なところなんです。ユーモアは救い […]
わたしが究極的な問いに攻撃を仕掛けられて背後の武器をつかむときには、いろんな武器から選ぶことはできない、選ぶことができたとしても、「無縁な」武器を選んでしまうだろう。われわれすべてには武器の備えは一種類しかないからである […]