なにもしなかったということは、悪いことをしなかったということではない

マルクス・アウレリス・アントニヌス – 出典不明

ふう! 伝記作家って、悪魔だな。

スティーブン・ミルハウザー – エドウィン・マルハウス

「でも、坊主、おまえの詩句は間違ってるぞ」
「何だってんです? どうしようもないでしょ。これは十三音綴の詩、それだけですよ。なんで詩句が十二音綴なんですか? 馬鹿げてますよ。僕は自分の詩にもう一音綴加える。僕にはその権利があるんです」

レーモン・クノー – はまむぎ

なんだって? 僻地の村で十年間の先生稼業か? 食うや食わずの売れない三文作家か? お前はルソーじゃないんだ、坊や。地に足をつけるんだな。

ジョナサン・リテル – 慈しみの女神たち

イギリス人は冷静沈着で、人生の出来事を――たとえどれほど悲劇的なことであれ――ユーモアとともに受け止めるやり方を心得てるとよく言われます。かなり当たっています。それがイギリス人の本当に馬鹿なところなんです。ユーモアは救いにならない。結局のところ、ユーモアなどほとんど何の役にも立たないものです。何年間か、あるいはもっと長いあいだ人生上の出来事をユーモアとともに受け止め、場合によってはほとんど最後までユーモアに富んだ態度を貫くこともできるでしょう。とはいえ最後には、人生は人の心を打ち砕かずにはいない。

ミシェル・ウエルベック – 素粒子

わたしが究極的な問いに攻撃を仕掛けられて背後の武器をつかむときには、いろんな武器から選ぶことはできない、選ぶことができたとしても、「無縁な」武器を選んでしまうだろう。われわれすべてには武器の備えは一種類しかないからである。

フランツ・カフカ – 八つ折判ノート