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	<title>高橋文樹.com &#187; 翻訳</title>
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	<description>小説家高橋文樹が自ら情報を発信するブログです。小説・Web制作などの話があります。</description>
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		<title>この図からベイジアンフィルタを作れば編集者はもういらないんだって</title>
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		<pubDate>Fri, 18 May 2012 10:30:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>高橋文樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[翻訳]]></category>
		<category><![CDATA[出版]]></category>
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		<description><![CDATA[hon.jpのニュースで「書籍編集は単なる人力ベイジアン・フィルタ」出版社が公開した社内フロー図が作家たちの間で話題にという記事があったのですが、そこで紹介されている図が面白かったので訳してみました。大きい画像はこちら。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>hon.jpのニュースで<a href="http://hon.jp/news/1.0/0/3353/" target="_blank">「書籍編集は単なる人力ベイジアン・フィルタ」出版社が公開した社内フロー図が作家たちの間で話題に</a>という記事があったのですが、そこで紹介されている図が面白かったので訳してみました。大きい画像は<a href="http://s.takahashifumiki.com/wp-content/uploads/2012/05/bis-big.png" target="_blank">こちら</a>。</p>
<div id="attachment_2081" class="wp-caption aligncenter" style="width: 610px"><a href="http://www.weldonowen.com/blog/how-book-born-because-you-kids-love-infographics"><img class="size-full wp-image-2081" title="how a book is born (because you kids love the infographics) から" src="http://s.takahashifumiki.com/wp-content/uploads/2012/05/bookisborn-e1337319210897.png" alt="how a book is born (because you kids love the infographics) から" width="600" height="722" /></a><p class="wp-caption-text">how a book is born (because you kids love the infographics) から</p></div>
<p>この図はもともと出版社のブログ記事<a href="http://www.weldonowen.com/blog/how-book-born-because-you-kids-love-infographics" target="_blank">how a book is born (because you kids love the infographics)</a>で紹介されたものだったようですが、その記事自体は別にベイジアンフィルタがどうこうということについては言っていません。たぶん何か嫌なことがあったんでしょう。タイトルもちょっと挑発的で、「本がどうやって生まれるか（お前らガキどもはインフォグラフィックスが好きだからな）」というニュアンスでしょうか。</p>
<p>hon.jpによればこのブログ記事が別のブログ記事によって「こんな業務フローなら、ただのベイジアンフィルタなんだから、すぐIT化できちゃうよ」と話題になっているそうです。</p>
<blockquote><p>このようなものが、いまさらなぜ作家や職業ブロガーたちの間で話題となっているかというと、実は書籍の編集業務が単純な2系統のベイジアン系アルゴリズム（図右の「有名作家コース」と左「一般作家コース」）で構成されているという事があるブログの指摘で判明したこと。<cite><a href="http://hon.jp/news/1.0/0/3353/" target="_blank">hon.jp DayWatch</a>より</cite></p></blockquote>
<p>ただ、どこで話題になっているのかはまったくわかりませんでした。「あるブログ」を教えてプリーズ。</p>
<h2>ところで、ベイジアンフィルタってなに？</h2>
<p>一応、説明しておきますと、ベイジアンフィルタとは機械学習による分類方法でして、スパムメールの判定とかに使われています。ちょっと前に話題になった<a href="http://d.hatena.ne.jp/AntiBayesian/20111125/1322210338" target="_blank">なぜ「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」なのか？</a>という記事を参考にしてください。</p>
<p>要するに、ある特定の情報の分類を機械に学習させ、自動的にふるい分けるという方法ですね。</p>
<p>hon.jpによれば、有名人コースと一般人コースによってフローがわかれる典型的な2系統なので、ベイジアンフィルタが適用しやすいよということです、ハイ。</p>
<h2>ホントにそんなことできるのか</h2>
<p>編集者いらないとか言うと炎上しちゃうかもしれませんが、既存の編集者のほとんどは基本的に右側のツリー、つまり有名人コースでの仕事が主なんじゃないかと思います。</p>
<p>編集者というのは沢山の本や記事を扱っているので、基本的にはシュアな結果が求められます。毎回冒険してられないですからね。そうなると、有名人との仕事が多くなります。文芸書では有名で売上が保証されている先生から原稿を貰う方が、無名の新人に原稿書かせるより期待値が大きいですからね。</p>
<p>インタビューなんかでも、有象無象に話を聞くのはあまりなくて、「誰お前」という人でもその業界ではわりかし有名人だったりします。覆面座談会も中身はほとんど編集者の友達とかですよ。女子大生の覆面座談会なんて、合コンの口実なんじゃないかとさえ思います。</p>
<p>僕がいままで会ってきた編集者でも、「誰々と仕事をした」ということを自慢する人は多かったですが、「誰々を売り出した」という自慢をする人はほとんどいなかたですね。奥ゆかしいだけなのかもしれませんが。「自分と会った人は後に売れっ子になるというジンクスがあるんですよ」とか言う人は、そういえば沢山いますね。</p>
<p>編集者といってもほとんどは普通のサラリーマンなので、無名の才能をバコバコ発掘している人は超少数派、普通は会社の看板背負ってルート営業ですよ。</p>
<p>要するに、「有名人コース」における編集者の仕事というのはあんまり変わらなくて、ベイジアンフィルタを適用するとしたら、「一般人コース」が主になるんじゃないでしょうか。文学新人賞の一次選考とかベイジアンフィルタでもいいと思います。</p>
<h2>おまけ</h2>
<p>ちなみに、このhon.jpを読んで「おっ」となったのは、僕が現在破滅派で連載中のシリーズ『メタメタな時代の曖昧な私の文学』<a href="http://hametuha.com/essaie/3655/" target="_blank">グッド・ルーザーになるための準備はできているか</a>と同じこと言っていたからです。興味のある人は読んでみてください。</p>
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		<title>ランボーの幼少期散文</title>
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		<pubDate>Fri, 15 Aug 2008 19:24:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>高橋文樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[文芸活動]]></category>
		<category><![CDATA[翻訳]]></category>
		<category><![CDATA[フランス文学]]></category>
		<category><![CDATA[散文]]></category>

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		<description><![CDATA[Ⅰ　プロローグ 太陽はなお熱い、しかし、もうほとんど大地を照らしてはいなかった。巨大なアーチの前に据えられた松明がもはや弱々しい光によってしか輝かないのと同じように、太陽は、大地の松明は、その炎の身体から最後の弱い光を放 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<h3>Ⅰ　プロローグ</h3>
<p>太陽はなお熱い、しかし、もうほとんど大地を照らしてはいなかった。巨大なアーチの前に据えられた松明がもはや弱々しい光によってしか輝かないのと同じように、太陽は、大地の松明は、その炎の身体から最後の弱い光を放ちながら、それでもなお木々の緑葉や、しなびた小さな花や、樹齢何百年の松やポプラや樫の木の巨大な梢を見せながら、消えていった。爽やかな風が、いわゆる涼風が、ぼくの足元を流れる小川の煌くせせらぎにも似た音を立てて、木々の葉を揺すっていた。羊歯は風にその緑頭を下げていた。ぼくは眠った、小川の水で喉を潤して。</p>
<h3>Ⅱ</h3>
<p>ぼくは夢を見た……ぼくは一五〇三年、ランスに生まれていた。</p>
<p>ランスはまだ小さな町で、良く言うならば、小さいけれども、クローヴィス王の戴冠式が行なわれた美しい聖堂のあることで有名な町だった。</p>
<p>ぼくの両親はあまり金持ちではなかったが、とても正直だった。彼らの全財産は一軒の小さな家しかなかったけれど、それは常に彼らの持ち家だったし、ぼくが生まれるより二十年も前に手に入れたのだ、おまけに、数千フランと、母の貯金から出た数ルイを足したものまであった。</p>
<p>ぼくの父は王の軍隊の士官（原註：近衛騎兵隊の大佐）だった。彼は背の高い、痩せた男で、黒い髪と、それと同じ色の口髭、目、肌の色をしていた……彼は、ぼくが生まれた時、ほんの四十八歳か五十歳ぐらいだったのに、みんなは彼を確かに六十歳か……五十八歳だと思っていた。彼は激しく熱っぽい性格で、よく怒り、自分の気に入らないことは我慢しようとしなかった。</p>
<p>ぼくの母はまったく違った。優しく、穏やかな女性で、ちょっとしたことに怯え、それでいながら、家のことを完璧な順序で切り盛りした。彼女はとても穏やかだったので、ぼくの父はまるで小さなお嬢さんを相手にするように彼女を楽しませようとした。ぼくは、そのもっとも愛された存在だった。兄弟達は、ぼくよりも男らしくなかったが、それでも背は大きかった。ぼくは勉強が、つまり、読んだり、書いたり、計算したりを学ぶのがあまり好きじゃなかった……でも、それが家事をしたり、庭を耕したり、買物をするなら、結構、ぼくのお気に入りにだった。</p>
<p>ぼくは憶えている、ある日のこと、もしぼくが割り算を上手にできたら二十スーくれる、と父は約束した。ぼくは始めた、でも、終わらせられなかった。ああ！　何度父と約束したことか……スーを、おもちゃを、お菓子を、五フランだったことだってあった、もしぼくができたら……何かを読んだり……それなのに、父はぼくが十歳になるとすぐ学校に入れた。どうして――ぼくは思った――ギリシャ語を、ラテン語を学ばなけりゃいけないんだ？　ぼくはその訳を知らない。結局、誰もそんなもの望んでいないんだ。合格することが、ぼくにとって何になるんだ……合格することで何の役に立つんだ、何にもだ、そうだろ？　いや、けれども、合格した時にだけ、人は地位を得るなどと言う。ぼくは、ぼくは地位などいらない。ぼくは年金生活者になるんだ。人がある地位を欲する時でさえ、ラテン語を学ぶのはどうしてだ？　誰もそんな言葉は話していない。時々は新聞の中に見かける。でも、神様ありがとう、ぼくは新聞記者にはならない。どうして歴史や地理を学ばなきゃいけないんだ？　みんなは、本当に、パリがフランスにあるということを知りたがってる、でも、緯度が何度かなんて求めていない。歴史を、シナルドンの、ナボポラサルの、ダリウスの、キュロスの、アレクサンドロスの、その他、悪魔じみた名前で目立つ彼らのお仲間の人生を学ぶことは、拷問だろ？</p>
<p>アレクサンドロスが有名だってことが、ぼくにとって何になるんだ？　ぼくの何になるんだ……ラテン人が存在していたって、誰か知っているのか？　あれはたぶんでっち上げられた言葉なんだ。それに、存在していたとしても、彼らはぼくが年金生活者になる邪魔はしないし、自分たちの言葉は自分たちのために取っておくさ。拷問に放りこまれなきゃならないような悪いことを、ぼくが彼らにしたのか？　ギリシャ語はどうだ……あの汚い言葉は誰も話してない、世界中の誰も！</p>
<p>ああ！　サペルリポットったらサペルリポペット！　サプリスティ！　このぼくは年金生活者になるんだ。学校の長椅子に座って半ズボンをすり減らすなんて、いいことないや、サペルリポペットゥイユ！</p>
<p>靴磨きになるためには、靴磨きの地位を手に入れるためには、試験に受からなけりゃならない。あんたらに認められている地位なんてのは、靴磨きや豚飼いや牛飼いになることだからさ。神様ありがとう、ぼくはそんなことを望まない、このぼくは、サペルリプイユ！　その代わりにビンタが頂けるのさ。獣呼ばわりもされる、それは嘘だとしても、チビとか、そんな風に呼ばれる。</p>
<p>ああ！　サペルプイヨット！</p>
<p>続きは間もなく。</p>
<p>アルチュール。</p>
<blockquote><p>このテクストは１８６２年から１８６５年の間に書かれた。少なくとも、ランボーが十一歳までのことである。諺やデッサンなどが書かれた、雑記帖のようなものの中に書かれていた。<br />
主人公の「ぼく」とは異なり、実際のランボーは成績優秀で、「神童」ともてはやされていた。また、実際の母は厳格な性格で、家族の者に自分の信じるキリスト教道徳を押しつけることがあった。</p></blockquote>
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